最初のエレキギターの選び方!失敗しないポイント【初心者向け】

最初のエレキギターの選び方!失敗しないポイントギター

「エレキギターを始めたい!」と考えているそこのあなた。ギターはすでにお持ちでしょうか?

当たり前すぎることですが、エレキギターを始めるにあたって、まずはギターを入手しなければ何もできません。

家族や知人から譲ってもらったり、売ってもらう、貸してもらうことができれば話は早いですが、そういったツテがない人も多いでしょう。

ツテがない人は、基本的に自分自身で入手するほかありません。

しかしエレキギターにはさまざまな種類や価格帯があるため、初心者からすると「選び方がわからない」というのが本音だと思います。

ちん兄
ちん兄

初めて選ぶわけですから、自分なりの基準もなく困り果てますよね…

そこで、今回はギター歴15年になろうとしている僕から、最初のエレキギターの選び方を解説します!また、最初の1本としておすすめのギターを予算別に紹介しているので、参考までにチェックしてみてください。

価格帯がピンキリとはいえ、ギターは決して安い買い物ではないですし、せっかくなら納得のいくものを手に入れたいですよね。ぜひここで失敗しないエレキギター選びのポイントを押さえ、憧れのギターライフをスタートさせましょう!

この記事を読むメリット
  • エレキギター選びを失敗するリスクが抑えられる
  • ギター選びの基準がつかめる
  • 予算別にコスパの良いギターを知ることができる
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初めてのギター選びでありがちな失敗

ありがちな失敗

ギターを購入する際、特に知識がないまま購入してしまうと、意外な落とし穴にはまってしまう可能性があります。

そのため、まずは初心者がギターを選ぶときにありがちなミスをお話しします。同じ過ちをしてしまわないよう気をつけてくださいね。

ちん兄
ちん兄

ギター選びの前提にもなる情報なので、知っておきましょう!

違う楽器を買って大後悔

ありがちな失敗例のひとつに、「エレキギターが欲しかったのに、違う楽器を買ってしまう」ことが挙げられます。

買った後で、実はエレキギターじゃなかったと気づいて大後悔。これはショックで泣けてきます…。

具体的にミスをしやすいのが、同じギターはギターでも「アコースティックギター」を買ってしまうパターンや、形状が似ているからという理由で「エレキベース」を買ってしまうケースが多いです。

エレキギターは「シールド」と呼ばれるケーブルでアンプにつなぐことができ、それによって大きな音を出すことができる楽器です。そのため、シールドの差し込み口が必ずついています。

エレキギターの例
※エレキギターの例
画像出典:https://www.amazon.co.jp/

逆にいえばアコースティックギターにはその差し込み口が基本的にありません。

また、アコギの特徴として中が大きな空洞になっている点が挙げられます。それさえ知っておけば見た目で判断可能ですので、間違えないためにも知識として覚えておきましょう。

アコースティックギターの例
※アコースティックギターの例
画像出典:https://www.amazon.co.jp/

また、エレキベースは基本的に弦が4本となっています。ギターは弦が6本。これだけ覚えておけば大丈夫、と言いたいところなのですが…

実は5弦ベース、6弦ベースといった特殊なベースも存在するため弦の本数だけで判断するのはいささか不安です。

他の違いとしては、ベースは弦がすごく太く、鳴る音が低く、ネックの長さがギターより長いです。

エレキベースの例
※エレキベースの例
画像出典:https://www.amazon.co.jp/

ここまで押さえておけば、さすがに間違えることはないと思います。

どうしてもわからない方は、素直に店員さんや通販サイトに問い合わせましょう。

ジャンク品を購入して使い物にならない

壊れたギターを買ってしまうケースも失敗談としてよく聞きます。

これは主に中古を購入する際に聞くケースです。特に安さ重視でギターを選ぶ方にありがち。

新品より中古の方が安いという理由で中古を購入したものの、それが一部故障したジャンク品で、まるで使い物にならず後悔するという残念な事例です。

中古楽器屋で買う場合なら、よほど悪徳でない限りは「ジャンク品」と明記・明言してくれます。気をつけるべきはネット購入の際です。

よく説明を見ずに購入してしまったり、売り手がちゃんと説明していないなどの原因で、ジャンク品をつかまされることがあります。

ちん兄
ちん兄

近年ではネット通販やフリマアプリ等が流行っていますが、中古の不良品が出回っているケースも少なくありません。

初めてのギター購入に限った話ではありませんが、ネットで中古ギターを買う際は信頼できるところで買うようにしましょう。また、説明などはよく読んでから買うようにすることが大切です。

失敗しないエレキギターの選び方【ポイント別に解説】

失敗しないためのポイント

ありがちな失敗例を理解したところで、いよいよギターを選んでいきましょう!

選び方のポイントはたくさんありますが、特に重要視すべきは以下の5つです。

  1. 見た目(形や色)が好みのものを選ぶ
  2. 中古はNG。新品を買うべし
  3. できれば3万円以上のギターを検討
  4. とはいえ値段が高すぎるギターはやめよう
  5. 憧れのミュージシャンと似たタイプのギターにするのもアリ

それぞれ詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

ポイント1:見た目(形・色)が好みのもの

まず、せっかくギターを買うのであれば、見た目が好みのものを選びましょう。

なぜなら、その方がテンションが上がるからです!!

真面目な話、形や色などが好みの方が愛着が湧きますし、何より高いテンションを維持することができるため、長くギターを弾いていく上では大切な要素。

どうせなら見た目が気に入ったギターを買って、モチベーション維持しながらギターを引き倒しましょう!

ただし、極端な変形ギターは最初の1本としてはあまりおすすめしたくないのが僕の本音です。

なぜなら変形ギターは座って弾きづらいものや、弦交換が難しいものなどが多いためです。どうしてもほしい理由がなければ、最初は変形ギター以外から選びましょう。

ちん兄
ちん兄

具体的にはストラトテレキャスレスポールSGから選ぶのが無難。

僕は最初フライングVという変形ギターで大変な思いをしました。

ポイント2:中古はNG。新品を買うべき

先ほどジャンク品を買ってしまった失敗例を挙げましたが、基本的に中古品はやめておいた方がよいでしょう。

理由は単純で、中古品は新品に比べて何かと問題点がある場合が多いからです。

ボディにちょっとした傷がついているくらいならまだしも、ヒビ割れがあったり、ネックが反っていたり、オクターブチューニングがズレていてピッチが甘かったりと、中古ギターには初心者が軽く見ただけでは気づけない問題点がいろいろとあります

しかも、気づけたとしても初心者が簡単に直せるものでもありません。

そのため最初のギターは新品がおすすめです!

ちん兄
ちん兄

もちろんメンテナンスがしっかり行き届いた中古ギターもありますが、それを判別する手段がないうちは新品を買っておくのが得策だということです。

ポイント3:できれば3万円以上のものを検討

エレキギターを購入する際に、多くの人が最も気にするポイントは価格面でしょう。

結論から言うと、3万円以上のエレキギターを購入するべきです。

なぜ3万円以上かというと、作りが雑なギターとある程度安心できるクオリティのギターに分かれる金額の目安が約3万円だからです。あくまでも僕個人の意見ですが。

音が良い・悪いとかの問題も確かにありますが、それ以前に、3万円を下回る価格のギターは不具合が出やすかったり、チューニングがあまり正確に合わなかったりする傾向を強く感じます。

ちん兄
ちん兄

特にチューニングの合いづらいギターを使ってしまうと、これから音楽を始めるにあたって非常に重要な「音感」がいつまでたっても成長しません。

ですから、ちゃんと音楽をやりたいと考えているのならば、最初のギターでも3万円以上を目安として選ぶことをおすすめします。

「3万円なんて絶対無理!払えない!」という方は、無理のない範囲で買えるものを選ぶのも良いとは思います。ひと昔前と比べれば、1万円でお釣りが帰ってくるような激安ギターでもクオリティは上がってきてはいます。

ただ、それでも不具合などが出やすい傾向があることは念頭においてくださいね。

また、購入ではなくギターをレンタルできるサービスも最近は普及してきているので、「あまりにもお金がない」「とりあえずギターに触れてみたい」という人は利用してみるのも手です。

ポイント4:値段が高すぎるギターは除外して考える

とはいえ、いきなり何十万円もするような高額のギターを選ぶこともやめておいた方が吉

サウンド面での好みなどがしっかり出来上がってないのにも関わらず、見た目などの理由だけで高額ギターを買うのはもったいないからです。

気合いを入れて高いギターをゲットしたけど、しばらくしたら全然好みの音じゃないことに気づいてしまったら、それはもう失敗とも言えるのではないでしょうか?

意気込みは素晴らしいですが、高額ギターを買うのは本当にギターにハマってからでも良いと思います。しっかり自分の「音楽的な好み」が構築されてから手を出した方が、失敗せずに済むでしょう。

ポイント5:憧れのミュージシャンと似ているギターもあり

エレキギターを弾きたいと考えている方なら、きっと好きなミュージシャンがいると思います。

ちん兄
ちん兄

いつかコピーしてみたいバンドやアーティストがいるのでは?

そのミュージシャンが使っているギターと似ているものにするという選び方も良いでしょう。

ポイント1で説明した「見た目の好み」に通ずる部分もありますが、それ以外に「音質」を重要視する場合においてもこの方法は理にかなっています。

エレキギターはレスポールやストラトキャスターなど種類がありますが、ある程度は種類ごとに「音のタイプや傾向」が分かれます。

初心者にとって、その音の違いを耳で聴き分けることは難しいかもしれません。しかし、憧れのミュージシャンと同じタイプのギターであれば、たとえ価格帯が天と地ほどの差があったとしても、傾向としては似ている音が出しやすいのです。

そのため、好みのバンドや憧れのミュージシャンがいるなら、その人が使用しているギターと同じタイプのものを選択してみましょう。それが結果的に自分の好みの音楽にマッチしたギターである可能性が極めて高いですよ。

ギターは楽器屋で買うべき?ネット通販でも平気?

楽器屋とネットどちらで買うべき?

さて、ここまでエレキギター選びのポイントをお伝えしてきましたが、もう一つ考えなければならないことがありますよね。

それは「ギターをどこで買うのか」です。

僕の意見としては、可能なら実際に楽器屋に行って試奏してみるべきだと考えています。

たとえまったく弾けなくても、とりあえず手に持ってみるだけで重さや触り心地などわかることが多いからです。店員さんに弾いてもらってイメージを膨らませることもできます。

しかし、楽器屋が近くにない場合や、行きづらいケースもあるでしょう。

そういった場合はネットで購入するのも全然OKです。最近ではネット購入でも品質がしっかりしたものも増え、保証なども充実しているので、店舗へ足を運ぶことが難しい方は積極的に利用してみることをおすすめします。

予算ごとに初心者向けのおすすめギターを紹介

おすすめのエレキギター

ここからは予算別に見たおすすめのギターをご紹介します。

高すぎない金額感の中で、最初の1本にふさわしいものをピックアップしたつもりなので、ぜひギター選びに役立ててください。また、楽器屋にすぐ行けない人のため、全てネットでも購入可能なものを選んでいます!

ただ注意していただきたいのは、前述した通りできれば3万円以上の予算のものが安心できるクオリティだということです。

3万円以下のギターについては、あくまで「どうしても低予算でギターを買いたい人に向けた、ある程度コスパの良いもの」として参考にしてもらえたらと思います。

予算:【〜30,000円】のおすすめエレキギター

まずは3万円以下で買えるエレキギターからご紹介します。

PhotoGenicの初心者入門ライトセット

PhotoGenicの初心者入門ライトセット
画像出典:https://www.amazon.co.jp/

PhotoGenic(フォトジェニック)から出ている初心者入門ライトセット。

アンプやチューナー、ストラップといったエレキギターに必要なアイテムがあれこれ付属されていてお得感がかなりあります。まずこういったセットを買ってあれこれ揃えてしまう方も多くみられますね。

ギターはストラトキャスタータイプで、ハリのある音質です。

品質については、ギター、アンプともに値段相応ではありますが、「とりあえずお金をかけずにエレキギターを始めてみたい」という方には非常におすすめです。

カラーバリエーションが豊富なのも嬉しいポイント。

SQUIERのテレキャス

SQUIERのテレキャス
画像出典:https://www.amazon.co.jp/

SQUIER ( スクワイヤ ) のテレキャスター。ギター界でも超大手のフェンダー社のブランドの一つで、低価格なギターの中では安心感が強いです。

価格帯からは考えられないほど音も品質も良い!さすがはフェンダーブランド。コスパという意味ではかなり優秀だといえます。

チャキッとした歯切れの良い音が特徴で、幅広いジャンルに使えます。

ただ初心者セットではないため、アンプ等が必要な場合は別途購入する必要があります。まあ、初心者セット以外のギター全部に言えることですが…。

個人的に、3万円以下のギターではトップクラスではないかと思っています。

予算:【30,000円〜】のおすすめエレキギター

ここから大本命、3万円以上のギター紹介にうつります。

定番!Fenderのストラトキャスター

Fenderのストラトキャスター
画像出典:https://www.amazon.co.jp/

もはや定番中の定番、超大手ギターメーカーFender(フェンダー)のストラトキャスターです。

Fenderのエレキギターは音の良さ、品質、扱いやすさなどの理由から好む人が非常に多く、その人気はハンパじゃありません。

ちん兄
ちん兄

僕の知り合いだけでも100人くらいは使っているんじゃないかと思います。

繊細だけど芯があり、明るく軽快なサウンドは、まさに万人を魅了するといっても過言ではないでしょう。

ジャンルを問わず活躍できるギターなので、ジャズやポップス、ロックなどさまざまな音楽をやってみたいという方にもおすすめ。特にギターボーカルには相性がいいと思います。

逆に、パワーのある音を重視したい場合はちょっと音作りの難易度が高くなってしまうので、激しい音楽をやりたい方には相性が良くないかもしれません。

とはいえ弱点はそれぐらいなので、長年付き合っていけるエレキギターだといえるでしょう。

ガツンとした音ならEpiphoneのレスポール

Epiphoneのレスポール
画像出典:https://www.amazon.co.jp/

ロックやパンクなどのジャンルが好きで、ガツンとした音を出したいと考えているならレスポールが向いています。

レスポールといえば世界的に有名なのはGibson(ギブソン)ですが、初心者の方が最初に買うにしては高額すぎるため、ここではEpiphone(エピフォン)をおすすめしたいと思います。

太さとパワーを兼ね備えた音が特徴的ですが、実は優しくて丸みを帯びたサウンドも得意としています。そのため、こちらも工夫次第で多くのジャンルと合った音作りができるでしょう。

これ1本持って、スタジオのマーシャルアンプに繋いで音を出したら、飛べます(笑)

ただ、他のギターに比べ重量がややあるので、持ち運びは少し大変かもしれません。すぐ慣れるとは思いますが、一応補足。

悔いの残らないエレキギター選びを!

今回は、最初のエレキギターの選び方について詳しく解説しました。

ここでお話ししたポイントを踏まえていただければ、必ず失敗することなくギターを購入できるはずです!

予算別のおすすめギターについてもぜひ参考にしていただけると幸いです。

また、エレキギターを買う際は一緒に買っておいた方が良いアイテムもいくつかあります。以下の記事で紹介していますので、あわせてチェックしてみてくださいね。

最高のギターライフを始めるためにも、しっかり準備をして、後悔のないギター選びをしてください!

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