【最新版】宅録・レコーディングにおすすめのマイク12選!ボーカル編

マイクを持つ画像演奏機材
この記事はこんな人におすすめ
  • 自宅でボーカルレコーディングできるマイクを探している人
  • ボーカル録音用マイク選びで迷っている人
  • ボーカル用マイクについて知識を得たい人

こんにちは。管理人のちん兄です。

先日、久しぶりにレコーディングをさせていただきました。

いつもと違うマイクを用意して挑んだんですが、レコーディングって機材によって本当に音が変わるなあと改めて思い知らされました。

そこで今回は、宅録やセルフレコーディングで”使える”マイクをピックアップしてみました。

レコーディングの仕事を経験してきた僕が、実際に使用したことのあるマイクの中から、自信を持っておすすめできるマイクだけをご紹介します!

宅録やリハスタでのセルフレコーディングをする方、またこれから始めたいといった方は要チェックです!

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マイクという機材の基礎知識

マイクの画像

まず、おすすめのマイクのご紹介の前に、マイクという機材の必要知識についてお話をさせてください。

初心者の方のマイク選びで、最低限知っておくべき知識となりますので、ぜひ覚えておいてくださいね。できる限りわかりやすく解説します!

「そういう話はいらない!」という方は後半でおすすめマイクのご紹介をしていますので、そこまで飛ばしちゃってください。
おすすめマイク紹介まで飛ぶ

マイクの原理・システム

まず、マイクという機材の原理についてです。

ライブやレコーディング、カラオケや説明会などなど、さまざまなシーンで見かけるマイク。

基本的に、特定の声や音を、より広く・遠く・大きく届けるために使っていますよね。

なんとなく使ってる方は多いと思いますが、どういう原理で使えてるのかご存知でしょうか?

声などを含むすべての音の正体は、空気の振動です。その振動が我々の耳、すなわち鼓膜に入り鼓膜が振動を拾うことで、音として認識できています。

マイクは全般的に、この振動を、電気信号あるいは電圧の変化へと変換する機材です。

振動が電気信号に変換され、それがケーブルなどを伝わって最終的にスピーカーでまた振動に変換し直されて、発せられている。ということです。

ちなみにこのとき、電気信号は非常に小さいため、マイク→スピーカーだと全然聞こえる音になりません。

そのためマイク→アンプ→スピーカーというように、間にアンプを入れて電気信号を増幅して、スピーカーから大きな音として出しているのが通常の使われ方ですね。

ダイナミックマイク、コンデンサーマイクとは?

マイクには数え切れないほどの製品が出ていますが、これらは大まかに分けると2つに分類できます。

それが、「ダイナミックマイク」「コンデンサーマイク」です。

もしかすると、この2つの名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。聞いたことのない方にもわかりやすく、この2つの違いや特徴をお話しします。

ダイナミックマイクは、ライブやカラオケ、リハスタで普段借りるマイクが代表例。

対してコンデンサーマイクはレコーディングスタジオや、セルフレコーディング設備をもったリハスタなどでしか、なかなか見ることはありません。(稀にライブで使っているアーティストもいらっしゃいます。)

この2つの最大の違いは、「電源が必要か否か」です。

ダイナミックマイクに関しては、電源は必要ありません。そのままリハスタのミキサーやインターフェースに繋いだら使えますよね?

「カラオケのマイクは充電してるじゃん!」という目ざといあなた。あれはワイヤレスマイクなので、通信で電気が必要なのです。

コンデンサーマイクは、「ファンタム電源」というのがないと、正しく使用することができません

よーく機材を見てる人だと見かけたことがあるかもしれませんが、ミキサーやインターフェースによっては「48V」と表記されたスイッチがあります。

これをONにすることで、キャノンケーブルを伝わりコンデンサーマイクへと電源が供給され、やっとこさ使えるようになります。

キャノンケーブルというのは、プラグ部分が下記画像のような形のケーブルです。

キャノンケーブルの画像

ギターシールドのタイプのものでもファンタム電源を送れる特殊仕様もあるそうですが、基本的にはこのキャノンが使えると認識しておいてください。

ダイナミックマイク、コンデンサーマイクそれぞれの特徴

ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違いは電源についてだけではありません。

もちろん音質や強度などにもそれぞれ違いがあります。

わかりやすく表にしてみました。

ダイナミックマイクコンデンサーマイク
値段安め高め
電源(48V)不要必要
音質・やや悪い
・感度や解像度が低い
・ハウリングや周囲のノイズに強い
・良好
・感度や解像度が高い
・ハウリングや周囲のノイズに弱い
強度頑丈、壊れにくい衝撃や湿気に弱く、壊れやすい

音質面では、ダイナミックマイクよりもコンデンサーマイクの方がより繊細なため、細やかな表現を録るのに向いていますね。

そのため、レコーディングにおいてはボーカルやドラムのシンバル類をコンデンサーマイクを使って録ることが多いですね。

ただ、勘違いしないで欲しいのは、「ダイナミックマイクよりもコンデンサーマイクの方が優れている」という意味ではないということです。

例えば、パンクバンドで勢いのあるボーカルなんかは、コンデンサーマイクよりもダイナミックマイクの方がより荒々しさが出て、カッコよくなる場合もあり得ます。

要はどんな音を録りたいのか。それによって優劣なんかはいくらでも変わるということです。

また、コンデンサーマイクは音だけでなく構造もかなり繊細です。雑に扱うとすぐ壊れかねません。

逆にダイナミックマイクは頑丈で壊れにくいです。ライブで使用されるマイクのほとんどがダイナミックマイクなのはこのため。

金額面は、どちらもピンキリですのでひとくくりには言えませんが、傾向としてはやはりコンデンサーマイクの方が高値と言えるでしょう。

これらを踏まえ、それぞれのメリット・デメリットも見てみましょう。

ダイナミックマイクの特徴まとめ
  • 比較的安価
  • 頑丈なので多少雑に扱っても壊れない
  • 電源など、他に用意するものが少ない
  • 音質はレンジが狭く、表現力にやや欠ける
  • ライブでよく使われる
コンデンサーマイクの特徴まとめ
  • 音質良好。レンジが広く表現力豊か
  • 主にレコーディングで使用される
  • 価格が高め
  • 湿気や衝撃に弱く、取り扱いに気を使う
  • 電源など、他に必要なものがある

結論として、どちらが良いかというのは一概には言えません。

選ぶ基準としては、どんな音楽ジャンルか?予算はいくらか?このあたりを良く考えて選びましょう。

宅録・レコーディングおすすめマイク【ボーカル編】

マイクの画像

お待たせしました。ここからは僕が実際に使ったことのあるマイクの中から、おすすめできるマイクを厳選してご紹介します!

おすすめのダイナミックマイク(初心者向け)

まずはダイナミックマイクからご紹介します。予算が比較的安く、それでいながらしっかり使えるものを厳選しました。

第5位 Sennheiser e935

e935の画像

コスパ:★★★☆☆

音質:★★☆☆☆

使いやすさ:★★☆☆☆

総合評価:60/100

Sennheiser(ゼンハイザー)社から出ているダイナミックマイクe935。

ナチュラルでちょっとしっとり落ち着いた印象。ロックサウンドの中で勢いを出すのが難しくはなってしまいますが、逆に言えばバラードなどでの情緒ある歌声を録音するのに向いています

静かな曲調の場合や、ボーカルの落ち着いた声質を活かした歌録りをしたい場合におすすめのマイクです!

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第4位 AUDIX OM3

om3の画像

コスパ:★★★☆☆

音質:★★☆☆☆

使いやすさ:★★★☆☆

総合評価:65/100

AUDIX OM3は、1995年の発売以降、人気の高いマイクです。

特徴としては、低域から中域にかけてコシのある音が録音でき、音抜けがいいです。

また、録れる範囲が狭まっておりノイズに強いのも魅力ですね。

女性向けだという意見が多くみられますが、僕個人的には男性ボーカルにこそ合うような感じがします。また、ロックなジャンルが得意。

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第3位 audio-technica PRO41

pro41の画像

コスパ:★★★☆☆

音質:★★★☆☆

使いやすさ:★★★☆☆

総合評価:68/100

Audio Technica(オーディオ テクニカ)社から出ているPRO41は、ノイズリダクションに優れた機能を搭載したダイナミックマイクです。

ちょっとしたノイズにはめっぽう強く、使い勝手の良いマイクと言えるでしょう。

音質は高音が伸びやかで、クリア。ボーカル向けのマイクとして非常にわかりやすいイコライジングになっているように感じます。

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第2位 SHURE SM58-LCE

sm58の画像

コスパ:★★★★☆

音質:★★☆☆☆

使いやすさ:★★★★★

総合評価:71/100

超定番マイク、SHUREのSM58、通称「ゴッパー」です。

リハスタやライブで必ずと言って良いほど見かける、まさに超定番中の定番マイクですね。世界中で使われるその訳は、とにかく頑丈

音質としてはややこもったような印象がありますが、使いやすさは群を抜いているでしょう。

数あるダイナミックマイクの中でもスタンダードな、コスパの良いマイクと言えるでしょう。

初心者で、ダイナミック・コンデンサーのこだわりがない方は、まず世界水準であるこちらから揃えてみてはいかがでしょう?ライブでも使えますしね。

「どこにでもあるじゃん!もっと別のがいい」という人は、本記事でご紹介している他のマイクもおすすめであることには違いありませんので、そちらを検討してみてくださいね。

ちなみに、ON/OFFスイッチが付いているものもあるのですが、レコーディングに関しては常にONでいいのでスイッチなしのものでOKです。

というか、スイッチのための回路があるぶん音質の劣化が危惧されてしまうので、用途がレコーディングなのであればスイッチなしを選んだ方がいいです。

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第1位 SHURE BETA58A

beta58の画像

コスパ:★★★★☆

音質:★★★☆☆

使いやすさ:★★★★★

総合評価:73/100

先ほどご紹介したSM58と形がほぼ同じ、BETA58A。それもそのはず、こちらはSM58の上位モデルとなっているんです。

SM58とこちらでは何が違うかというと、こちらの方が音を拾う範囲がやや狭まっています。範囲が狭まっているため、そのぶん周囲のノイズに強くなっています

録音時は歌う角度に注意が必要ですが、しっかり録れさえすればSM58よりさらにクリアな音質が期待できます。

個人的にはSM58よりもこもりが少なく、高音が抜けてくる感じがするので好きです。今回ご紹介するダイナミックマイクの中では最もおすすめのマイクです!

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おすすめのコンデンサーマイク(中級者〜上級者向け)

ここからはおすすめのコンデンサーマイクをご紹介します!

ダイナミックマイクよりも全体的な価格相場が高くなりますが、よりクリアで高クオリティにレコーディングしたいと考えている方は要チェックです。

第5位 RODE NT-1A

nt1aの画像

コスパ:★★★★★

音質:★★★☆☆

使いやすさ:★★★☆☆

総合評価:75/100

コンデンサーマイクでありながら破格。おそらくコスパ最強のRODE NT1-A。

高いものだと数十万かかるコンデンサーマイクもある中、格安でしかもポップガードやマイクケーブルなどの付属品までついてきます。

これひとつでマイクスタンド以外の周辺機器は全て揃うため、初心者に非常におすすめ

音質としては、格安ながらもしっかりとコンデンサーマイクとしての明瞭感があります。やや低域〜中域が抑えられ、きらびやかな高域を持つ印象。

コンデンサーマイクを使ったことがない方は、初めてのコンデンサーマイクとしてひとまずこちらを使用し、慣れてきた頃にさらにグレードの高いものを検討してみるのも良いでしょう!

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第4位 RODE NT-2A

nt2aの画像

コスパ:★★★★☆

音質:★★★★☆

使いやすさ:★★★☆☆

総合評価:78/100

気軽なコンデンサーマイクの定番です。持っている人は数知れず、というくらいに一般人向けのコンデンサーマイクとして普及していますね。

PADやローカット機能などが切り替え可能で、使いやすさを追求したモデル

音質はクリアで、若干高域にギラつきがあるクセがあるのですが、それがまた味。好みにもよりますがハマればかなり使えるマイクなので、買っておいて損はないと言えます。

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第3位 AKG C214

c214の画像

コスパ:★★★★☆

音質:★★★★☆

使いやすさ:★★★★☆

総合評価:85/100

プロユースのAKG C414の安価版モデルとして発売されたC214。安価版といえども、そのクオリティは総合的にみてかなり高いです。

まず、とにかく軽くて使いまわしが良い。ゴテゴテとしたコンデンサーマイクが多い中、こちらはコンパクトかつしっかりとした録り音で、「小さなデキるやつ」という印象。

音質は中高域をかなり得意としていて、女性ボーカルやアコギの美味しいところを前面に出してくれる感じです。音抜けが良いです。

もちろん男性ボーカルにも使えます。少しEQ処理は必要になるかも知れませんが、エッジのある素晴らしくクリアな音質でレコーディングすることが可能です。

初めてコンデンサーマイクを購入する方はもちろん、使い慣れてきている方にも自信を持っておすすめできるマイクです!

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第2位 audio-technica AT4040

at4040の画像

コスパ:★★★★☆

音質:★★★★★

使いやすさ:★★★★☆

総合評価:86/100

音質はわりとフラットに近く、癖が少ないです。だからこそボーカルはもちろん、他の楽器にも使いやすい優れもの。

クリアかつフラットな音だからこそ、録った後の加工もしやすさにも定評があり、プロ・アマ問わず人気の高いマイクです。歌ってみた動画で使用されている方も多く見かけますね。

最初の一本目にこのマイクを購入しておけば、後々も重宝するので後悔せずに済むと思います。それぐらい使いやすく、高いパフォーマンスを発揮してくれるマイクです。

しっかりと音源制作に取り組みたい方にうってつけのおすすめマイクです!

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第1位 Neumann TLM102

tlm102の画像

コスパ:★★★☆☆

音質:★★★★★

使いやすさ:★★★★★

総合評価:89/100

プロ御用達のNeumann(ノイマン)から、一般向けに開発されたマイク。素晴らしいの一言に尽きます。

自然な音で録音でき、言わずもがなクリア。繊細な表現もかなり忠実に再現してくれて、他とは存在感が違います。特にボーカル・アコギと相性抜群です。

さらに他のコンデンサーマイクと比べても比較的軽く、使用しやすいのもポイント。気軽に使いやすいので宅録や動画用にも非常に便利なマイクです。

ちょっと高くなりますが、ワンランク・ツーランク上のクオリティを求めるならまず間違いなくこれ!

後処理もかなりしやすく、ストレスなくレコーディングすることが可能です。個人的にすごく好きなマイク。

さすがのノイマンクオリティ。低価格帯のコンデンサーマイクから買い換える場合にもおすすめですね。

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ハイクオリティを求める方におすすめ、至高のマイク

さらに、プロクラスのクオリティを望む人に向けたハイエンドモデルをご紹介します!

かなり高額にはなりますが、最高のクオリティで録音したい方に絶対おすすめしたいマイクです。

AKG C414 XLⅡ

c414の画像

コスパ:★★★☆☆

音質:★★★★★★★

使いやすさ:★★★★★

総合評価:95/100

長く業界で愛されるAKGのC414シリーズ。

驚くほどクリア、そして音楽的なタッチで存在感のある音質で、特に高域がめちゃくちゃ気持ちいい。ソリッドで立ち上がりの良い、伸びのある煌びやかなキャラクターを持っています。

ボーカルはもちろん、アコギや歪んだエレキギター、ドラムの金物やトップマイクとしても積極的に使える至高のマイクです。

とにかく一度使うと衝撃を受けること間違いなしです。

プロ並みの高クオリティを目指す方、ボーカル以外にもレコーディングを考えている方におすすめです!

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NEUMANN U87 Ai

u87aiの画像

コスパ:★★☆☆☆

音質:★★★★★★★★★★

使いやすさ:★★★★★★★★★★

総合評価:99/100

プロが使用するレコーディングスタジオで必ずと言って良いほどおいてある、THE世界標準の最強マイクと言えばこれしかないでしょう。

気になる音質は、いたって普通。普通なんです。

ですが、この普通が途方もなくとてつもない

驚くほどナチュラルに、クリアに、ありのままのすべての情報をこのマイクは吸収します。だからか、これで録音した声を目を閉じて聞くと、本人が目の前にいるような錯覚さえします。

それほどまでにリアリティ溢れ存在感ある音が録れる、まさに非の打ち所のないマイクです。

もちろん楽曲の雰囲気や歌い手によって使い分ける事はありますが、まずこれを使って失敗する事はないでしょう。

ボーカル以外にも、ナレーションや実況、各種楽器に対しても使用できる超優秀マイクです。

余談ですが、僕はテレビ番組のナレーションを録音する仕事をやっていた時期がありまして、そのスタジオでも標準装備としてこのマイクを扱っていました。それほどまでに音を録るシーンにおいて絶対的な信頼が置かれているマイクだということがうかがえます。

一つネックがあるとすれば、高い・・・。

お金に余裕があり、本気で楽曲制作したい方にはぜひ購入してほしい、憧れの最強マイクです。

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マイクで音は変わる!楽曲も変わる!

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以上、ボーカルのレコーディングに使えるおすすめのマイクをご紹介しましたが、いかがでしたか?

最後に補足すると、マイクを生かすも殺すも使い方次第です。

例えば、せっかくクリアに録れる良いマイクでボーカル録りをしようと思っても、防音環境のない場所では良い音を録れるわけがありませんよね?

今のは極論ですが、本当に使い方や環境、後処理などで音質は大きく変わります。ぜひベストな使い方を模索して、納得いくレコーディングを目指しましょう!

今回たくさんのマイクを紹介しましたが、どのマイクにも特徴があり、そのキャラクターがどれだけ自分の好みに合っているかというのがポイントだと思っています。

マイクが変われば、質感が変わります。質感が変われば、楽曲の印象も変わってきます。

それもボーカルとなると楽曲の核になりますから、マイク選びの重要性がどれほどのものかはお分かりいただけるかと思います。

聞き手に音楽の好みがあるように、作り手にも好みがあるのは当然です。自分の好みに合ったマイク選びをする手助けとして、この記事が役に立てたら嬉しい限りです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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