インパクト大!飛び道具として使える変態エフェクター7選

インパクト大!飛び道具として使えるエフェクターエフェクター

ギタリストにとって音作りは探求の旅のようなものです。こだわりが強くなってくると、何かと人と違う音を出したくなったりもすることもありますよね。

そんな音作りにこだわるギタリストが行き着く終着点のひとつに、飛び道具のように使える超個性的な音が挙げられると思います。

「なんだこの音!?」というギターの音についつい惹かれてしまう方は意外と多いのではないでしょうか。このように、飛び道具のようなサウンドは楽曲を聴く人に強い印象を与えられる場合もあるため、うまく楽曲に入れられると効果的です。

そういった音を出すためには大概はエフェクターを使用する場合が多いわけですが、オーソドックスなオーバードライブ等に比べて、飛び道具エフェクターは情報が少なめ。

そこで今回は、飛び道具のような音を簡単に出せる、超変態エフェクターを僕なりにピックアップしました!変態的かつ実践で使いやすいものを動画付きで紹介していくので、ブッ飛びサウンドを出したい方はぜひ参考にしてくださいね。

この記事はこんな人におすすめ
  • 飛び道具として使えるエフェクターを探している
  • 楽曲にメリハリやアクセントを持たせたいギタリスト
  • 個性的なサウンドを研究したい
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「飛び道具」サウンドってなに?

飛び道具サウンドとは?の画像

ここでまず、ギターの音作りでたまに耳にする「飛び道具」について、具体的にどういったものなのかをお話ししたいと思います。

飛び道具という言葉だけだと、距離の離れた場所から敵を攻撃できる武器のようなものをイメージするかと思いますが、ギターの音作りにおいては「極端な音」と捉えておけば問題ありません。

ギターエフェクターは歪み系、空間系、ピッチ系など多くのカテゴライズがされていますが、「この系統が飛び道具」という決まりは特になく、ブッ飛んだ音が作れればそれは飛び道具です。

要は普通じゃない音ってことですね。かなり曖昧な定義ではありますが、エフェクターの分類の話ではないということを知っておきましょう。

逆にいえば、「飛び道具系」と呼ばれるエフェクターカテゴリは正式には無い、ということです。

実践で使えるおすすめ変態エフェクターを紹介!

飛び道具がどういったことを表すのかお話ししたところで、実際にその飛び道具エフェクターをいくつかご紹介していきたいと思います!

定番機種から、マニアでも満足できるマイナー機種まで幅広くピックアップしたので、興味のあるエフェクターが1つでも見つかれば幸いです。

なお今回は、楽曲に部分的に取り込みやすい「実践向き」なものだと僕が思う機種に絞って厳選してみました。

それではまいりましょう!

Digitech/Whammy 5

まずは飛び道具として定番、あまりにも有名なワーミーペダルから。すでに存在を知っている方も多いでしょうが、あえてピックアップしました。

選んだ理由としては、楽曲への取り込みやすさが挙げられます。ピッチを足元でコントロールして、ちょっと普通と違った音が出せるこのワーミーですが、簡単にインパクトを与えられる上に、使えるジャンルは幅広いように感じています。

リフで使用して印象を強めるもよし、ソロ中にアクセントとして部分的に使ってもよし。

たまにワウと勘違いされている方もいますが、エフェクト自体はワウのそれとは全く異なります。主に音程を変えることができるエフェクターで、その変わり方が特徴的なので、使った時のインパクトは音楽をやらない人にとってもかなり強いでしょう。

興味を持った方は、有名ギタリストのトム・モレロの演奏なんかが特に参考になると思います。

詳しくはコチラ

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BanananaEffects/AURORA

知る人ぞ知る日本のエフェクターメーカー「BanananaEffects」からAURORAです。「バナナナ」って響きが可愛いですが、結構な変態サウンドです。

エフェクターの分類としては「ディレイ」にあたるのですが、ピッチやスピード、再生方向を変えられるため、個性的なサウンドが出せます。

ディレイ音だけピッチを高くしていったり、リバース音を出したり、使い方はさまざまです。しかもどれも面白い効果が得られるので、初めてその音を聞いた人は驚くと思います。

幻想的な音不思議な世界観を出したいときにはかなり相性が良いでしょう。無難な音作りもできますが、ぜひこいつで独特な世界観を表現してみてはいかがでしょうか?

また、BanananaEffectsからはこれ以外にも奇想天外なエフェクターが多く生み出されています。今回は代表としてAURORAをご紹介しましたが、興味のある方は他のエフェクターもチェックしてみてくださいね。

詳しくはコチラ

MASF Pedals / RAPTIO

MASF PedalsからRAPTIOのご紹介です。

このエフェクター、本当に飛び道具としてしか基本的に使い道がありません。。。

エフェクトの詳細は、ぶつ切りにしたディレイサウンドをまるでマシンガンのように鳴らし続ける機能と、踏んでいる間ずっと音を伸ばし続けるフリーズのような機能があります。

なので、ノイズミュージックとかで無い限りは常に鳴らしっぱなしの使い方はしないでしょう。ただ部分的に使おうと思えば、さまざまなジャンルで使用でき、ものすごいインパクトを残せるエフェクターだと思います。

「ここぞ」というピンポイントで使うにはかなりおすすめの、ブッ飛びエフェクター。スイッチを踏むその一瞬に心踊ります。

工夫次第ではもっといろんな使い方ができる可能性もあるので、ぜひ見つけてみてください。

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BOSS/VO-1 Vocoder

BOSSから比較的最近でたボコーダー、VO-1です。

ボコーダーというと僕はBon JoviのLivin’ On A Prayerみたいなトークボックスサウンドが真っ先に思い浮かぶのですが、皆さんはどうでしょう?

そういったトークボックスサウンドやロボットボイスのような音を簡単に足元で作れるように、現代のコンパクトエフェクターに落とし込んだものがコチラ。簡単にいえばギターの音に合わせて声をミックスする機能なわけですが、とにかく面白い。

単音弾きはもちろん、コードを弾いていても綺麗に声が乗っかります。声がミックスされたサウンドというのはやはりインパクトも大きいです。

モードが4つあるのですが、基本的には声の鮮明さを変えたりすることができます。ギター音重視か声重視かで使い分けると良いでしょう。

また、楽曲によってはずっと使いっぱなしというのもアリだと思います。音痩せについても気にならないので、実践で充分使えますよ。

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Electro-Harmonix/C9 Organ Machine

Electro-HarmonixからC9 Organ Machineです。

ギターの音をオルガンの音にしちゃう、なんともギターサウンドの根底を覆しかねない機能を持っています。

ただ、ギターの原音のボリュームとオルガン音(エフェクト音)のボリュームをそれぞれ決められるため、セッティングによっては本当にオルガンの音としか思えないサウンドから、原音重視の幻想的なギターサウンドにすることも可能です。要するに音作りの幅はかなり広くて、楽しいエフェクターってことです。

オルガンの音は9つのプリセットが内蔵されており、どれも著名なクラシック・オルガンやヴィンテージ・キーボードのトーンを再現されています。完成度は素晴らしいの一言につきます。

これを使えば特にポップスやジャズ、ファンクで新しいギターの立ち位置ができてしまいそうです。また、ロックなどでも工夫次第では面白い使い方ができるのではないでしょうか。

詳しくはコチラ

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Boss/SL 20 Slicer

スライサーと呼ばれるエフェクター。その名の通り音をスライスして発します。

先程紹介したRAPTIOのマシンガンサウンドに近い使い方もできますし、それをさらにコントロールできるようにしたエフェクターと思ってください。曲のテンポに合わせるなど、間隔の調整にかなり優れています

スライスするパターンも豊富なので、ただ一定間隔で音を出すだけでなく、個性的なサウンドを出すにはもってこいです。また、ピッチ変化やボリューム変化にも対応しているので、扱いやすい特徴を持っています。

楽曲中のブレイク・キメとかでこの音を出したら、めちゃくちゃインパクトがありますよ。

詳しくはコチラ

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Parasit Studio/The Theremin Fuzz

テルミンという楽器をご存知でしょうか?手との距離感で発信音が変わる楽器なのですが、このThe Theremin Fuzzはテルミンのような発信音が特徴のファズになります。

ファズの発信音自体、飛び道具扱いされることもありますが、このファズは発信音にこだわっているだけあってかなり飛び道具感が強いです。

ツマミはBlendノブはシンセとギタートーンの混ざり具合を、Volumeノブは音量をそれぞれ調節でき、真ん中のOctaveスイッチではオシレーターのピッチを1オクターブ上げる機能が備わっています。

単体でも充分インパクトのある音が出せますが、ディレイやリバーブ、コーラスなどと組み合わせれば幻想的なサウンドも作ることが可能です。使い方の幅が広そうな、結構面白いエフェクターだと思います。

詳しくはコチラ

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飛び道具エフェクターを活用して、楽曲にアクセントを

飛び道具エフェクターを活用する画像

いかがでしたでしょうか。

今回は飛び道具として使える、変態的なエフェクターをご紹介しました。紹介したエフェクターはどれも扱いやすさや楽曲への取り入れやすさという観点では実践向きなので、ぜひ積極的に使用を検討してみてくださいね。

飛び道具エフェクターは扱いにくさから敬遠している方も多いですが、実際はピンポイントで使うようにすることで楽曲にアクセントを生み出すことが可能です。

たくさん使えば良いというものでもありませんが、適度な範囲内で、積極的に使ってみることをおすすめします。

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