バンドを会社にたとえてみた!バンド内の役割分担について考える

銃を持った男の画像バンド

『バンドを仕事にして生きていきたい』と考えているのなら、バンド活動でお金を稼ぐ必要がありますよね。お金を稼ぐってことは、それすなわちビジネスです。そう考えると、ある意味『バンド=会社』とも言えます。今回はバンドを会社にたとえて、それぞれのメンバーがどういった役割を担うべきなのかをご紹介します。

こんにちは。管理人のちん兄です。

突然ですが、あなたのバンドは活動をする上で役割分担がきちんと決められていますか?

ひとえにバンド活動と言っても、やることは意外と多いですよね。

練習のスケジュール調整とスタジオの予約、ライブもスケジュールを合わせてセットリストを決めて、、、

作詞作曲、レコーディング、CDや物販の制作、MV撮影やYouTubeへのアップロード。

YouTubeをやるならチャンネルを作るべきですし、宣伝のことを考えるとホームページや各種SNSなども運営した方がいいでしょう。

このように、意外にもバンド活動にはやるべきことがめちゃくちゃ多いんです。

となると、やるべきことを分担していかないと、統率は取りづらくなっていきます。

なんだか会社みたいな考え方だなあ、と個人的に思います。ですので今回は、あえてバンドを会社として考えてみたときに、どういう役割分担が必要なのかを考察しました。

パッと見、おカタイ記事に見えるかもしれませんが、的を得ている自信はありますので、どうぞ最後まで読んでみていただけると幸いです。

それでは参りましょう!

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バンドを会社として捉える

バンドを仕事として生きていきたいのであれば、どうしてもバンド活動の中でお金を稼ぐ必要があります。

お金を稼ぐ、というのは平たく言ってしまえばビジネス。

バンド活動=ビジネス と考えると、ある意味 バンド=会社という見方ができると思います。

会社のザックリした仕組み

会社とは言っても、あんまりカタく構えないでくださいね。

一般的に、会社にはさまざまな部署があり、それぞれの部署に役割が与えられています。

たとえば企画部とか、経理部とか、営業部とか、いろいろ聞いたことはありますよね?

企画部は、商品などの企画をします。経理部は、社内のお金の計算をします。営業部は、商品やサービスのセールスをします。

このように、それぞれが担った役割を果たしていくことで、結果的に会社としての売り上げが伸び、利益が出ます。

そして、その利益から社員ひとりひとりに給料という形で賃金が支払われます

逆にこれらがうまくいかず利益がでない、つまり赤字状態が続いていくと、やがて倒産する場合もあります。

バンドに置き換えてみる

ここまでを一度、バンドに置き換えて考えてみましょう。

バンドでやるべきことを、ザックリと会社の部署のようにカテゴリー分けしてみました。

企画制作部…作詞作曲、グッズやCDジャケットなどのデザイン、YouTubeの動画編集、ライブイベントの企画など

広報部…ホームページや各種SNSの更新、メルマガやLINE@の運営、YouTubeの運営など

総務・経理部…バンド内の出費・収入を計算、スタジオの予約、メンバーのスケジュール調整など

営業部…ライブハウスなどとの連絡、コミュニケーション

ひとまずこんな感じでしょうか。

これらを、バンドというと一般的に3~6人くらいなので、分担して活動していきます。

人数が少なければひとりあたりの仕事量は多くなります。が、そのぶん利益の分配時に高額もらいやすくなるというメリットもありますね。

役割分担の適性

バンド=会社 という考え方をすると、合理的に活動を進められますし、なによりもバンド活動において多くの人が欠落しがちなビジネスとしての感覚が養われます

その中で、バンドメンバーごとの役割分担を考えていきましょう。

役割分担をすることで、活動がグンと効率化します。ふわっと全員でいろいろ進めるよりも具体性が出るため、全員が責任感を持って活動に参加するようになります。

もし、バンドの利益を均等に分配していくのなら、仕事量はできるだけ平等にするのが望ましいです。

ここでは先述した各部署ごとに適した性格をご紹介していきます。

総務経理に向いている人

総務・経理部はスタジオの予約やスケジュール管理、バンドの金銭管理など。しっかりしていて、最も信頼される人間が向いています

仕事としてはさほど難しくないですが、お金を扱いますので責任は重大です。分担はせず、一人のみできちんと管理するのがおすすめです。

営業に向いている人

また、営業関係の仕事(バンド外との連絡のやりとり)も、同じタイプの人種にまかせるのが吉です。

なぜならライブハウスやイベンターの人から、『しっかりしたバンドだな』と思ってもらえた方が、なにかと都合がいいからです。

付け加えるなら、礼儀正しく人と接することができたほうがいいです。

広報に向いている人

広報部の仕事は宣伝に関わる全てを行います。各種SNSやホームページの運営には、マメな人が向いています

この仕事の出来が『売れる売れない』に大きく関わってくるため、大事な役割です。

ただ仕事量という観点では、キツくはないでしょう。毎日少しの時間を使って宣伝を打てれば大丈夫です。どちらかというと継続できるかが鍵という感じ。

企画制作に向いている人

企画制作部の仕事が、おそらく最もヘビーな仕事でしょう。

作詞作曲ももちろん大変ですし、グッズデザインも自分で考えて描くとなるとイラストレーターの領域になってきます。

YouTubeの動画編集も行い始めたら、いよいよひとりじゃ無理だと思います。動画編集って、思ってる以上に労力が必要です。。

むしろひとりがこれだけスキルを持っていたら、どこ行っても仕事に困らないでしょうね(笑)

ですので、企画制作に関する仕事はひとりではなく、何人かで分担していく方がいいでしょう

適性としては、ものを作ることが好きな人に向いています。というか、アーティストなら適性はある程度持っているように感じます。

役割分担の一例

では、役割分担をどうやるか、一例をあげます。

大概、作詞作曲をする人はある程度決まっていると思うので、それを軸に考えてみましょう。

今回はヴォーカル、ギター、ベース、ドラムの4ピースバンドで考えます。

作詞はヴォーカル、作曲はヴォーカルのときとギターのときがある前提にしてみます。

性格は、ヴォーカルは大雑把だけどいいやつ。ギターは変人だけどセンスがある。ベースはすごく真面目。ドラムは社交性があってマメ、しかもモテる。

こんなバンドだとします(笑)

この場合、役割分担の一例としては、、、

ヴォーカル…作詞、作曲、広報(一般人への影響の大きさを重視)

ギター…作曲、デザイン、YouTube編集

ベース…総務、経理、YouTube編集

ドラム…営業、広報(マメな性格を重視)、YouTube編集

こんな感じで、おそらくある程度は負担が分散されてるのではないかと思います。

得意・不得意や適性に沿って考えながら、ひとりあたりの労力をきちんと考えて分担していきましょう。

仕事のスピード感

役割の分担ができたところで、今度は各仕事をどれくらいのスピードでこなしていくべきかをお話しします。

バンドによっても変わってくる部分ですが、『売れるバンドを目指す』という前提で、僕の考える目安を発表していきます。

総務と経理のスピード感

メンバーのスケジュール調整のまとめ役は、常に。何かバンドの予定が入りそうになったら、できる限り迅速にメンバーへスケジュール確認をしましょう

ここはスピードが速い方がなにかとスムーズにいきます。

逆に、メンバーもできるだけ早く予定を教えてあげましょう

全員のスケジュールが押さえられて、イベントの出演などが決定した場合は、バンド共有のカレンダー等を使ってしっかりアナウンスしましょう。

また、金銭面についても、常にきちんと出費と収入を計算しなければいけません

活動をした日は、その日の終わりか翌日には収支表へ記入しましょう。忘れちゃダメですよ!

物販の会計は、ライブ直後はぐちゃぐちゃになりがちですので、バンドメンバー以外で信頼できるお手伝いさんを雇ってもいいと思います。

営業のスピード感

営業も、常に速いに越したことはありません。

メンバーと相談が必要なケースが多いとは思いますが、速いレスポンスだと好感を持ってもらいやすいです。

ライブハウスのスタッフや、イベント関係者、その他お世話になる人たちをあまり待たせないよう努力しましょう。

広報のスピード感

広報はスピード感というより、ペースが大事です。

TwitterなどのSNSはできるだけ毎日更新しましょう。SNSはその特性上、古いものがどんどん下へ埋もれていってしまうからです。

最低でも1日1回は更新しないと、効果的ではありません。

また、ブログやメルマガLINE@、ホームページも2~3日に一度くらいは行動した方が望ましいです。

これらを定期的に見るのは割とファンに近い方たちです。そういった方たちが離れてしまわないように、毎日でもいいですが、難しければ週に3回ペースを目安に頑張りましょう。

また、『ライブ出演決定!』『新アルバム発売決定!』という最速情報は、ブログ・メルマガLINE@・ホームページを優先的にお知らせしていきましょう。

SNSを見ている方以上に、ファンが知りたがる情報だからです。

というわけで、広報に関してはSNSを毎日、それ以外を週3回のペースを目安に更新していきましょう。

そんなにネタがない…。そんな頻度でできる気がしない…。という方は、ネットを使った宣伝や集客についてこちらの記事が参考になるかと思います。

ぜひ読んでみてください。

作詞作曲のスピード感

作詞作曲は、1曲を作るというところでひとまとめにします。

バンドの活動ペースにもよりますが、個人的には1~2ヶ月に1曲作るくらいがベストだと思います。

バンドにおいて、曲の多さは武器の多さです。

少し速いペースと感じるかもしれませんが、できるだけ多く作って、中でも力作と思えるものをガンガン配信・YouTube投稿しましょう。

まだあなたたちを知らない人に『この曲いいな』と思わせたら勝ちです。そこからファン化させる仕組みは必要ですが。

YouTubeのスピード感

YouTubeは、どんなコンテンツをアップしていくかによって、かなり仕事の量が変わります。当然スピード感も変わってきます。

YouTubeで企画動画を上げていくのであれば、週1くらいのペースがいいかと思います。それ以上になると、YouTubeが忙しくて大変になると思います。

しかし、ユーチューバー兼アーティストを狙うのならもっと必要です。

ライブ活動などを軸とした一般的なバンドでいくのなら、YouTube投稿は週1~月1がベストです。

15分程度の企画動画と、MV、画像と曲のみの簡易的な投稿、もろもろをうまく混ぜながら週1~月1でバンドに合ったペースを見つけ、頑張ってみてください。

曲と同じで、YouTubeもコンテンツの多さが武器になります

デザインのスピード感

こちらは、グッズやCD、バンドロゴを作るときにやるので、不定期かと思います。

グッズやCDを、一年間で売り尽くせるバンドを目指し、年1~2回やるくらいがベストかなと思います。

グッズ製作については、いつやり始めるのがいいのか、今後記事を書こうと思っています。お楽しみに。

最後に

バンドを会社にたとえて、役割分担や作業ペースについて考えてみましたが、いかがだったでしょうか?

意外と役割分担は大事だと、僕個人は思っています。

というのも、誰がやった、やらない、という揉め事が少なくなりますし、ひとりひとりが責任感を持ってバンドのために動くようになるからです。

そして、大事なのは行動力とメンバー全員の協力です。

あなたにとって今回の記事が、バンド活動の糧になれば幸いです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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