YouTubeでバンドが再生回数を増やす無料で超簡単な3つの方法

モンタージュ画像バンド

こんにちは。管理人のちん兄です。

音楽活動にもさまざまな形が見受けられるようになった昨今ですが、大多数のアーティスト・バンドが活用しているサービスにYouTubeがあります。

使い方としては、主に音源やMV(ミュージックビデオ)をアップし、その音源・MVを視聴してもらうことで新規ファンの獲得、既存ファンへのアプローチに繋げています。

その他にも、企画動画で音楽以外の観点からバンドの人気を高めている方もいますね。

YouTube自体が人気の高いサービスであることから、多くの方に動画を視聴してもらえる可能性があるのが最大の魅力です。

ただ、アップすればたくさん再生してもらえると思ったら、大間違いです。

僕も経験済みですが、せっかくMVをアップロードしたのに再生されず、知り合いが数回見てくれた程度。予算と労力を使ったわりには満足できるほどの結果を得られない。そんな状況に陥っている方が非常に多いと思います。

そこで今回は、YouTubeであなたのバンドのMVがより再生してもらいやすくなるための施策をご紹介します。無料で超簡単にできる方法をピックアップしました。

実際に僕自身がおこない、再生回数がしっかり伸びた実績のある方法になりますので、自信を持っておすすめします!どの方法もそれほど難しい話ではありませんので、ぜひ試していただけたら幸いです。

ご紹介する方法は、爆発的に再生回数を増やすことはできませんが、無料かつ簡単で継続的に今までよりも多くの人が視聴してくれるようになる方法と断言します。

なお、今回は説明の都合上バンドがMVをアップした場合を軸にお話ししていきますので、ご了承ください。

それでは早速まいりましょう!

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方法① 関連動画に出るように設定する

パソコンの設定をするイメージ画像

YouTubeの大きな特徴である関連動画。新しい音楽を漁るタイプの人って、結構ここを活用するんですよね。

YouTube動画の60~80パーセントがこの関連動画からの再生とも言われています。有名バンドの動画の関連として寄生できれば、理論上はなかなかの再生回数に結びつきます。

ですから、このシステムを利用しない手はありません。でもそれは分かっていてもどうすれば関連動画に出るのかを知らないバンドマンが非常に多いんです。

手順を説明するので、やっていない方はぜひ試してください。

■準備するもの

まず下準備があります。以下のものをYouTubeで探しておいてください。

1.あなたのバンドと近しい音楽性を持つ、もしくはあなたが影響を受けた、世間的に知られるメジャーバンドの動画

2.1のメジャーバンドから影響を受けたと思われる、現在人気の高いバンドの動画

3.現在のあなたと似た立ち位置で、ジャンルの近しいバンドの動画

1は大御所のメジャーバンド、2は中堅どころ、3はある程度のファンがいるもののまだマイナーなバンドと考えてください。

これらのバンドは、ジャンルが近しいため同じファンがいたり興味を持たれやすい関係性にあります。そのため関連動画にあなたのバンドが出て視聴してもらえれば、気に入ってくれる可能性が非常に高いと言えます。

理想としてはあまり古すぎない動画で、毎日多くの再生回数を獲得しているものです。なぜなら古い動画で再生回数の多いものは一見すごいですが、現在の毎日の再生回数があまり稼げていない可能性があるためです。

再生回数を今現在コンスタントに獲得している動画の関連に出たほうが、より多くの方にアプローチできるのです。

■タグの設定

タグというものをご存知でしょうか?

自分の動画の管理画面を見ると、基本情報の部分にタイトル・説明文を入力できるようになっていると思います。その下にある、キーワードを設定できる窓、これがタグです。

視聴者側からは見えないものですが、とても重要な役割を担っています。

それは、YouTubeへのアピールです。簡単に言うと「こういうワードで検索されたらこの動画を表示させてくださいね」とYouTubeのシステムに対して意思表示することができます。

つまり、YouTube上でタグのキーワードを含む検索をかけられたときに表示されやすくなり、似たタグの動画の関連動画として表示されやすくなるのです。

ひとまず、まだここが未入力であれば、バンド名と曲名は最低限入れましょう。いくつかMVがあるのならすべて同様に入力してください。

こうすることで、あなたのMV同士がタグで紐付き、YouTubeであなたのMVを視聴したときの関連動画欄に他の楽曲のMVも表示されやすくなります。

ただ、まだこの状態ではあなたのバンド名や曲名で検索されない限りMVにたどり着いてもらえない状況に近いです。ここからが本番ですよ。

■用意した動画のタグを入れる

タグの仕組みはなんとなく理解できたと思います。ここからが再生回数に関わるテクニックになります。

ここまでの手順をふむと、今はまだ自分のバンド名と曲名のみがタグとして入っている状態だと思います。

今度は用意していただいた3つの動画のタグをコピーしてあなたの動画のタグ設定欄に入れます。難しく感じるかもしれませんが単純作業なので安心してください(ただしPCでの作業となるので注意!)。

まず用意した動画のひとつを開き、余白部分にカーソルがある状態で右クリックします。するといくつか項目がでてきますので、その中からページのソースを表示をクリックしてください。

するとズラーッと文字の羅列のようなものが出ると思います。これはHTMLタグと呼ばれるものですが、今回は気にしなくて大丈夫。

その文字の羅列の中から、<meta name=keywords contentという部分を探してください。だいたい30~40行目あたりにあると思います。

その横に書いてあるのが、その動画のタグになります。これを全てコピーしてください。

あとはこれをあなたのMVのタグ設定欄に貼り付けて終わり!これを用意した他2つの動画からも同様に行います。

■完了!

これで準備してもらった動画とあなたのMVがタグによって繋がりました。関連動画に表示されやすい状況になるわけですね。

一応確認ですが、現段階でタグ設定欄には、あなたが最初に設定したバンド名と曲名、そして3本の動画からコピーしたタグが入力された状態になっているはずです。おそらく結構な数あるのではないでしょうか?

注意点として、ひとつの動画に設定するタグは40程度までに抑えておくこと。多すぎるとYouTubeからスパム扱いを受けてしまう恐れがあるためです。

「なんで用意する動画は3本だけなんだろう?もっとたくさんの動画の関連に出たほうがいいのに」と考えた方も多いかと思いますが、平均的にみると3本ぶんのタグでギリギリ40近くまでいってしまうからなんです。

また、3つの動画からコピーしたタグに被っているものがあったら消すなど、調整してくださいね。

用意する動画はかなり重要です。選ぼうとしている動画が古い動画ゆえに年月をかけて伸びたものなのか、最近も多くの再生回数を獲得しているものなのか、ここらへんをよく見極めた方が良いです。

PCでYouTubeを開くと、急上昇中の動画がピックアップされてたりもするので、その中から選ぶのもアリでしょう。

方法② サムネイルとタイトルには最大限こだわる!

YouTubeの写真

サムネイルタイトルにも出来るだけ工夫をするべきです。人気ユーチューバーなんかは誰しもがサムネイルやタイトルに気を配っています。

タイトルはご存知の通り、その動画の題名です。サムネイルとは、検索結果や関連動画欄でタイトルの横についている画像のことを指します。

なぜサムネイル・タイトルが重要なのかについてですが、まずは考えてもらいたいことがあります。

それは、YouTubeでひとつの動画を視聴するとして、どういう経緯で視聴に至ったかです。MVに限らずに考えてみてください。

YouTubeでの動画選びで、多くの方が無意識にやっている行動は

①トップページ、検索結果、あるいは関連動画欄にたどり着く。動画がいくつか並んでいる。

②並んでいる動画のサムネイルを見比べて、興味を惹かれるものを無意識に選定する。

③タイトルを見て、「これは見てみたい」と思ったらその動画をクリックして視聴開始。

この行動パターンが最もオーソドックスと言えるでしょう。となると、サムネイルとタイトルに最大限こだわるべきなのは明らかです。

サムネイルについて

サムネイルはアップロードした動画の中から静止画を一枚選ぶことが可能ですが、その他にも自分で作ったカスタムサムネイルを設定することができます。ユーチューバーたちはカスタムサムネイルを使っていることが多いですね。

このカスタムサムネイルを設定することで、YouTubeから評価を受けやすい(検索結果などの上位に入りやすい)とも言われています。YouTube側のアルゴリズムは公表されていないのであくまでもそういう説がある、という程度ですが。

まあ噂もバカにできませんし、他の動画のサムネイルと見比べたときに目を惹くに越したことはないので、カスタムサムネイルを設定することをおすすめします。

サムネイルを存在感あるものにするにはさまざまな方法がありますが、一番多いタイプとしてはインパクトのある画像と読みやすい文字を入れる方法です。

流行りのユーチューバーやバンドのサムネイルを参考に、オリジナリティと存在感のあるサムネイルを目指しましょう。

作り方としては無料ソフトであるCanvaや、持っていればPhotoshop・Illustratorなどを使って作成するのがいいでしょう。

作成時の注意点として、ファイル形式は.JPG、.GIF、.BMP、.PNG。サイズが640×360(推奨は1280×720)にしましょう。

2MB以内じゃないと反映できない点にも注意です。

タイトルについて

タイトルも超重要です。このタイトルで最終的に動画をクリックするかどうかが決まると言っても過言ではないからです。

バンドのMVのタイトルとなると、大概は「バンド名/曲名」のような形になっていますが、これだけだと正直弱いです。

なぜなら、有名であるのならまだしも、世間的に認知されていないバンドのMVの場合、バンド名も曲名もよっぽどインパクトのあるものでもない限り惹かれる要素にならないからです。

では魅力を感じるタイトルは何か?ここはアイデア勝負です。

たとえばタイトルの最初に出来るだけ目を惹くジャンルを入れてみる手法があります。「【超絶技巧ロックバンド】バンド名/曲名」みたいな感じ。

「【ギターロックバンド界の異端児】バンド名/曲名」とかも気になりますよね。ちょっとセンスの問われる部分ではありますが、気になるキーワードを入れることを意識しましょう。

あくまでも一例ですが「【ジャンル】バンド名/曲名」が収まりが良くて個人的には好きです。

ただ、あまり長すぎないように注意しましょう!無理に詰め込みすぎると逆効果ですし、タイトルが長すぎて読めないなんてことになりかねません

方法③ 説明欄にもキーワードを!

色鉛筆の画像

再生回数を増やすためには、説明欄にもできることがあるんです。

説明欄に書くべき項目は以下の通り。

・動画の概要

・チャンネル登録を促す文言

・メディアへの誘導(ホームページ、SNSなど)

・メルマガやLINEへの登録フォームリンク

・ハッシュタグ

・関連動画対策

これら全てを無理に入れることはありませんが、可能な限り入れましょう。ここでは、最低限できるであろう部分について解説します。

■動画の概要

まず、最初の3行に動画の概要を詰め込みましょう

なぜ3行なのかというと、説明欄はデフォルトで最初は3行だけしか表示されないからです。クリックすると、全体表示されるようになっています。

つまり、クリックせずともこれがどんな動画なのかが理解してもらえるように、最初の3行に動画の情報を詰め込む、ということです。

そして視聴者が検索したとき、タイトルの下に出てくる文章もその3行が反映されます。そのため説明欄の最初の3行でとにかくしっかりとMVの説明をしてください。

■リンクを貼ろう

SNSでフォローしてもらう、メルマガ・LINEに登録してもらうなど、動画を視聴して「このバンドいいな」と思ってくれた人に対して次の行動を促す仕組みを作りましょう。

そのために、SNSアカウントのURLや、メルマガ・LINEへの登録フォームに進むリンクを貼りましょう。

特に、メルマガやLINEに登録してもらえればダイレクトに宣伝が伝わり、高い効果を発揮します。ある種のファンクラブです。

メルマガ・LINEによるファンクラブについて、「バンドのファンクラブの作り方!簡単な作り方を伝授します!」の記事も合わせて読んでいただければと思います。

■関連動画対策

また、MVなどをいくつも持っている場合は、説明欄に他の動画のタイトル(全く同じ文言)とURLも載せておきましょう

こうすることでチャンネル登録とまではいかないけど興味を持ったくらいのレベルの人が、他の動画も視聴してくれるようになります。

さらに、これをやることで関連動画欄に自分の動画がしっかり出やすくなりますよ!手間ですがやらなきゃ損です。

広告をつけて収入を狙う?

考える女性の画像

さて、無料で超簡単なYouTube再生回数アップの方法の紹介はこれにて終了です。

ここからはちょっとした考察になります。

まずは、YouTubeで収益を出すために広告をつけるべきかどうかについて。

結論から言うと、MVの場合に限ってはおすすめできません。理由は2つあります。

単純に邪魔!MVを最後まで視聴してもらえない

まずひとつは、MVを視聴するうえで絶対に邪魔な存在だからです。

広告を入れる位置として、最初・途中・最後とパターン分けするとします。

曲の途中で広告が出るのはこの上なくストレスですよね?なので途中に広告を入れるのは論外です。

そして最初。まあストレスはありますよね。早く出せっていう。YouTubeは動画開始から15秒で50%の人が視聴から離脱すると言われており、広告のせいで離脱する人は相当多いと考えられています。

ですので、動画の最初は広告を出すより曲のイントロや映像の雰囲気で視聴者の心を掴むべき。というのが僕の考えです。ファンになる可能性のある人を広告のせいで逃すのはもったいないです。

最後はというと…。MVを見終わって、バンドに興味を持った人が「メルマガに登録しようかな~」って思った矢先に広告出現。

もしその広告が、その人にとってすごく興味のあるものの宣伝だったら、そっち行っちゃいますよね?(笑)

あなたのことなんて忘れて、美容液とか買っちゃうかもしれません。

そう思うと、最後に広告を載せるのも気が引けてしまいます。あくまで僕の意見ですが。

是が非でも稼ぎたいのならやってもいいかもしれませんが、そもそもバンドの知名度を上げるためにYouTubeにMVをアップしているのなら、広告をつけることで本末転倒になってしまうのです。

有名でない限り稼げない

広告設置をおすすめしないもうひとつの理由は、チャンネル登録者数が非常に多かったり世間的に有名なレベルに到達しないと、稼ぐには厳しいからです。

YouTubeの広告が1回につき、いくらの収入になるかご存知でしょうか?

0.1円~0.5円です。

1万回再生されても、1,000円~5,000円です。

ユーチューバーと呼ばれる、YouTubeに広告を貼って稼いでいる人たちは、基本的に毎日動画をアップしています。そうでもしなきゃ多くは稼げないためです。

バンドマンがYouTubeをやる場合を考えると、そこまでの頻度で動画をアップできるでしょうか?音楽をやりながらだと正直かなり厳しいのではないかと思います。

今の時代、バンドにも色々な形があるため一概には言えませんが、少なくとも企画動画を頻繁に作るようなバンドでもない限りは非現実的な気がしています。

再生回数が多いとどんなメリットがあるのか?

パソコンと猫の写真

多くのバンドがYouTubeにMVをあげて再生回数が多くつくことにこだわりますが、そこにどんなメリットがあるのかをご説明します。

認知度の指標になる・認知度を上げる

再生回数が多いということは、同じ人か新規の人かはさておきたくさん再生してもらえているということ。つまり、バンドを認知してくれている人やファンと呼べる存在の多さを物語っています。

この再生回数を見ることで、まだバンドを知らなかった人はある種の品定めをします。このバンドは認知度が高いのか低いのかを再生回数である程度判断するんですね。

人は不思議と認知度の高そうなものに惹かれます。極論、仮に100回再生されているバンドと1万回再生されているバンドがあったら、大多数が1万回再生されているバンドのMVを視聴するでしょう。

このように、再生回数が多いことのメリットのひとつとして、認知度の指標になりつつ、さらに認知度を上げる効果までもたらす、という点が挙げられます。

新規ファンの獲得につながりやすい

先述した認知度の話の続きになりますが、認知度が高くなることにより新規ファンの獲得をしやすくなります。

再生回数が多く認知度が高そうだなと思ってもらえれば、なんとなく再生してくれる人が増えます。そのなんとなくがきっかけでバンドに興味を持つ・好きになるケースは十分に考えられます。

認知されるだけでなく、その場でファンになってくれることも少なくないということです。これは本当にYouTubeのすごいところで、SNSだけではここまで持っていくのは至難の業です。

再生回数が多いだけでファン獲得のチャンスが格段に増えるのですから、是が非でも回数を伸ばしたいところです。

バンドにとってYouTubeは夢のフィールド

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バンドにとってYouTubeがどれほど魅力的かは理解していただけたかと思いますが、そのぶんシビアなフィールドでもあります。

なぜなら今YouTube上には星の数ほどの動画があり(2016年時点で20億以上)、その中からそれほど有名じゃないバンドのMVを探してくれる人なんて極々少数だからです。

ただ、夢のあるフィールドでもあるのは確かです。今や検索エンジンとしてもYouTubeは優秀・強いと言われており、またGoogle検索との相性もいい。

YouTubeでバズってしまえば、かなりの人気になることは間違いありません。

そんな厳しくもあり夢が詰まったYouTubeで、人々から注目され再生回数を伸ばすための方法を今回ご説明しました。

どれも無料かつ超簡単だと思いますので、やって損はさせません。

今回お伝えした3つの方法をぜひ積極的に取り組み、バンドの成長に役立てていただけたら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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