バンドのファンクラブの作り方!簡単な作り方を伝授します!

輪になったイメージの画像バンド

こんにちは。管理人のちん兄です。

本気でバンド活動をしていると、あるいはバンド以外でも音楽活動をしていると、必ず直面する大問題として『ファンの獲得』があります。

せっかく活動するのなら、応援してくれる人がいた方がモチベーションになるというのが本音ではないでしょうか?

ましてや将来音楽で生活していきたいという野望のある方なら、ファンの獲得は非常に大切になってきます。

ファンが多ければ人気。これだけのように感じるかもしれませんが、人気が出れば出るほど曲をより多くの人に聞いてもらえて、収入も増えて、より大きなステージに立つことも可能になります。

もちろん簡単な話ではありません。ただ、ファンの獲得から目を背けていては、いつまで経っても現状から変わらないのです。

もしもあなたが、『もっと人気になりたい!』『音楽・バンドで生活していきたい!』…このように考えているのなら、ファンの獲得こそが夢へのチケットになります。

集客から始まり、ファンを増やす。これが鉄則となるわけですが、具体的にどうしたらファンが増えるでしょうか?

というか、そもそもファンがどれくらいいるか判断する指標ってなんでしょう?

そう、おそらくはお気づきだとは思いますが、ズバリ『ファンクラブ』です。

ファンクラブの登録者数=ファンの数、とは必ずしも言い切れませんが、目安にはなりますよね。

しかもファンクラブを作ることで生まれるメリットは他にもまだまだあります。

ですので、僕は声を大にして言います。

本気で音楽・バンドをやるならファンクラブは絶対に作るべき!!

なぜこんなにもファンクラブを作ることを強く勧めるのか、その理由を今回お話ししていきます。

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僕が言うファンクラブの正体とその作り方

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最初に、ファンクラブとはどういったものなのか、少し長くなりますが順を追ってご説明していきたいと思います。

有名アーティストのファンクラブ

まずは、ファンクラブがどんなものなのかイメージしてみてください。

俗に言うファンクラブ、つまりトップアーティストのファンクラブは有料ですよね。しかもお世辞にも安くはない(笑)

でも、ライブのチケットが入手しやすかったり、ファンしか知らないイベントがあったり、最新情報を得られたり、そういった特典がありますね。一般的には特にライブのチケットが大きい要素と言えるかもしれません。

好きなアーティストを応援したい、ライブにとにかく行きたい、特典のアイテム狙い、ファンクラブに入ってること自体がもはやステータス…いろんな方がいますが、共通しているのは『そのアーティストが好き』という気持ちです。

そりゃそうですよね。一般的には好きじゃなきゃライブに行きたいと思わないのが普通ですし、有料のファンクラブなのであればなおさらでしょう。

ですから、当たり前のことですが、ファンクラブに入っている人はファンということです。1万人のファンクラブ会員がいるアーティストは、少なくとも1万人を超えるファンが存在する、ということですね。

そんな沢山のファンによってアーティストの活動は支えられています。

無名のバンドこそファンクラブを作るべき

ここまでは有名なアーティストのファンクラブを例にお話ししてきましたが、当ブログでは『これから売れたい・人気になりたい』人々にフォーカスして書いているので、ここからはまだ今は無名の方たちが作るべきファンクラブについてお話をします。

僕の体感にはなりますが、ホームページやTwitterなどのSNSのアカウントは持っていても、ファンクラブは設けていないバンドが多く見受けられます。

特に、SNSだけに頼っているバンドはあまり集客状況が芳しくない傾向にあります。

この場合の理由は単純で、

SNSという発信の場を利用して集客しようと、何回も『ライブやります!来てね!』という投稿をしても、バンドのことをよく知らない人や、ライトなフォロワーたちは大半が投稿をスルーしてしまうためです。

結局SNS上で必死にライブの宣伝をしても、集客には繋がりにくいのです。

じゃあどうすればいいか?

SNSでは直接的に集客をするのではなく、いかに自分たちに興味をもってもらうか、いかに認知してもらうか、これを意識して投稿を心掛けるんです。

もちろん『SNSで全くライブの宣伝をするな』と言っているわけではありませんよ。ライブをしてるバンドなんだと認識してもらえる程度の投稿は必要です。

そして興味を持ってくれた人に対して、あらかじめ充実させておいたホームページやYoutubeへと誘導します。

いくつか曲を聴いたり、ユニークなホームページを見ることで『このバンド好きかも』となったところに、ファン化させるトドメの武器としてファンクラブが登場します。

そのファンクラブの中でなら、ライブの宣伝が面白いように伝わります。ちゃんとバンドのことを好きになってくれた人へ宣伝をするのですから当然っちゃ当然です。

以前僕が書いた「【完全版】バンドのライブ集客マニュアル!ファンを増やす効率的な方法」に、さらに詳しく集客の流れを記しています。ぜひ読んでみてください!

無名バンドが作るファンクラブのカタチ

さて、しかしこの場合のファンクラブをどういうものにするのかを考える必要があります。

有名アーティストのような有料ファンクラブはおすすめしません。ほとんどの人は、無名のバンドやアーティストが作るファンクラブが有料だと抵抗を持つからです。

いや、トッププロに対しても、よっぽど好きな人でなければ有料だと抵抗が生まれるのは仕方のないことですよね。ハードルが高く感じてしまうんですよ。

そのため、無名の人が最初に作るファンクラブは無料のものがベストとなります。

ここで出てくるのが、LINE@(あるいはLINE公式アカウント)やメルマガです。

これらは受信者(ファン側)が無料で登録でき、しかしながら良い意味でTwitterほど気軽すぎない登録制という、ちょうどいいポジションなんです。ファンクラブとしての役割を発揮できるポジションなんですよ。

誘導の仕方はホームページやブログ、Youtubeの概要欄などに登録フォームを載せるだけでOK。

それだけじゃ登録してもらえるか不安という方は、たとえば登録者限定に一般には非公開のMVが見られる権利をプレゼント、秘蔵曲の配布をするなど、ファンに喜んでもらえるものを特典にすると登録率が上がるのでおすすめです。

LINE@にしろ、メルマガにしろ、いくつかプランや種類がありますが、個人的に一番おすすめなのはLINE@の配信者側も無料のプランです。

LINEの画像
画像出典:https://www.linebiz.com/lp/line-official-account/

理由としては利便性が高いこと。無料だとできることが少し限られてしまいますが、無料にしては充分すぎるほどの機能性をもっています。

有料・無料で送れるメッセージの制限が変わってくるため、登録者数が増えてきたら有料プランへの移行を視野に入れましょう。

また、メルマガよりもLINEの方が読まれる割合が高いという理由もあります。精読率といって、メッセージは届いていても開封して読んでもらえるかという割合のことを指すのですが、これがLINEはズバ抜けて高いです。

おそらくは既読がつくことや、メール以上にLINEを頻繁に利用する人々が多いこと、このあたりが精読率の高さに繋がっているのではないかと考えています。

こういった観点から、最初の段階ではLINE@(LINE公式アカウント)が一番おすすめです!

有料がダメというわけでは決してありません。ここでは集客・ファンを増やすという目線で無料のものを勧めていますが、収益化だったり、よりファンの精度を上げたいのであれば、有料のファンクラブを作るのもいいでしょう。

ファンクラブを作るメリット

応援する女子の画像

ここからはファンクラブを作ることで得られるメリットについてご説明していきます。

活動の計画や管理がしやすくなる

1つ目の大きなメリットとして、計画の立てやすさと管理のしやすさがあります。

音楽活動をしていると、ライブの頻度やグッズの作成量・価格設定など、なにかと計画的に進めていく必要があります。

たとえば、せっかく作ったグッズも売れ残りが大量にあっては損ですよね。また、一度買ったファンからすれば『次のグッズまだかな~?』と考えていても、在庫がありすぎてまだ次のグッズを作るのが困難な状況になってしまいます。

こういったケースは、どれくらいの売れ行きになるかの計算がうまくできていないため起こりうる事象です。

ファンクラブがあればファンと呼べる人数が把握できるため、グッズをどれくらい作っていつまでに売り切るかなどの計画が多少は立てやすくなります。しかも、ファンクラブの運営が長くなればなるほど、度重なる分析によって精度が高くなっていきますよ。

ファンクラブ限定の少数グッズを販売するのもいいですね。

もうひとつ例をあげます。

ライブの宣伝をSNSだけに頼っているバンドにありがちなのですが、フォロワーが1,000人いるのにもかかわらず毎回ライブの集客が10人前後だったりします。

こうなってくると、一回のライブにどれくらいお客さんを集められるかが全くわからないという状況になります。

こんなときファンクラブがあれば(ファンクラブとして何を利用するかにもよりますが)、ライブチケットの取り置きを個別で予約できるフォーム等を送ることで、ファンクラブ内からのライブ参加者の管理ができます。

近い距離感でファンにアプローチできる

2つ目のメリットは、近い距離感でファンに対してアプローチをしていけることです。

ファンクラブがなくても、多少のファンを獲得することは可能です。でも、ファンとバンドとの距離感が離れていると、いつのまにか心も離れやがてファンではなくなることがよくあるんです。

前はライブによく来てくれていたあの人、最近みかけないなあ・・・。なんて経験はありませんか?

もちろん、その人の環境の変化などの理由も大いに考えられますが、一度はファンになったのに離れていってしまった可能性もあります。

こういったことが起こりにくくするために、ファンクラブがあると重宝します。SNSよりもファンとの距離感が近く、身近な存在として常にアプローチできるので、一度ファンになった人が離れてしまう可能性をグッと下げられるのです。

ただし、定期的にファンにとって有益な情報などを配信することが前提ですよ!

ファンクラブを運営する上でのポイント

ポイントを教える子どもの画像

それでは、ファンクラブを作ったとして、どういう運営の仕方がいいのか、ポイントをお伝えしてこうと思います。

単刀直入にいうと、ポイントはズバリ『特別感と親近感』です!

特別感とは、ファンクラブに入ることで得られる限定の情報やコンテンツ、レアリティの高いもの、ファンが喜んでくれるイベントなどを提供することです。

特別感を得ることで、『ファンになって良かった』『ますますこのバンドが好きになった』といった具合に、動機づけ・継続して愛される理由づけができるようになります。

また親近感とは、バンドを身近に感じてもらえるようにすることです。

馴れ馴れしくするのとは違いますよ。ひとりひとりを大切にして、時には人間味のある発言をする

メルマガやLINEなら相手の名前を自動で反映することができるため、ファンからすれば親近感を抱きやすいのですが、それだけに頼らず誠心誠意を持って接していくような気持ちで取り組むのが良いでしょう。

無料ファンクラブが育ってきたら

育った犬たちの画像

最後に、無料のファンクラブが育ってきたら、最終形態として有料ファンクラブの作成も視野に入れてみるのがいいでしょう。

ファンがある程度の人数になってくると、ファンの心情としては『バンドとの交流だけではなく、ファン同士で繋がりたい』と考えるようになってきます。

そこで、有料のコミュニティサイトなどを運営し、バンドメンバーも積極的に絡んでいきましょう。ファン同士、バンドとファン、両方のコミュニケーションが活発化して、ファンの方々の満足度は一気に跳ね上がります。

有料ですから、バンドの収益にもなり得ます。月額1,000円だとしても、1,000人に参加してもらえたら単純計算で100万円になります。(実際は色々引かれてしまいますが)

料金設定や管理の仕方はバンドの考え方によっても変わると思いますので、いざ作る時は慎重に考えてくださいね。

たくさんのファンから愛されるバンドになるために

ハートを持った女性たちの画像

ファンクラブを作るべき理由、もたらすメリットや運営のポイントなど、ファンクラブにまつわるさまざまなお話をしてきましたが、いかがだったでしょうか?

僕の知り合いで、ファンクラブを持つようになってからかなり急激にライブの集客が上がったバンドがいます。それほど効果的な存在だと考え、今回ファンクラブについて語ってみました。

運用するとなると、やることが増えて面倒な部分もあるかとは思いますが、売れたいと考えているのなら絶対にやった方がいいと断言します!

これを読んだあなたが、たくさんのファンに囲まれて、充実した音楽活動ができることを心から願っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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