ライブハウスの選び方!バンドにとって良いライブハウスとは?

ミキサーの画像バンド

こんにちは。管理人のちん兄です。

突然ですが、あなたはどういった音楽活動をしていますか?

または、これから始めるのであれば、どんな活動をしていきたいですか?

YouTuberのように動画でプロモーションを仕掛けていく?それとも配信に力を入れる?

ネットが発達し、最近では本当にいろんなやり方がありますが、もしあなたがライブハウスでの演奏をしていきたいと考えているなら、一度この記事を読んでいただきたい。

バンドマンにとって、演奏をする場所はとても大事ですよね。

ただ、たくさんあるライブハウスの中から、どういった基準で出演するところを決めていったら良いのか分からない!という方は多いと思います。

そこで今回は、バンドにとって良いライブハウスなのか悪いライブハウスなのかの見極め、ライブハウスの選び方をお話しします。

より良いライブハウスを見極め、バンドにとってプラスになる活動にしていきましょう!

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大前提として

お話ししていく前に、

まず、ライブハウスの「良い」「悪い」をどう判断するか・・・というところを決めておきましょう。

例えば、音がめちゃくちゃ良ければそれが良いライブハウスか?

答えはNOです。

NOというか、YESではないです。

音がいいのは確かに魅力ですが、それだけを理由に毎回そのライブハウスでライブするのは良ろしくありません。

僕の個人的意見も入ってしまいますが、ここでの「良い」ライブハウスとは、総合的に考えて出演する価値の高いライブハウスとします。

逆に言えば、「悪い」ライブハウスは総合的に考えわざわざ出演するまでもないライブハウスということです。

この後さまざまな視点からお話しを進めていきますが、1項目だけで良いライブハウスと判断するのではなく、できる限り多くの項目をクリアしているライブハウスに出演するのが良いと思います。

では、ここから具体的に選び方について、お話ししていきましょう。

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人で選ぶ

まずは人。そのライブハウスの関係者がどんな人なのか。

ブッキング担当の人、バーカウンターの人、PAさん、照明さん、などなど。たくさんの関係者がいると思います。その人たちを、あなたはどれくらい好きになれるか。

たまに、悲しくなるぐらい愛想のないスタッフがいます。そういうところは二度と出なくて良いです。

だって、気持ちよくライブできないでしょう?

自己満のような言い回しですが、気持ちよくライブができなきゃ嫌ですよね?

自分たちが100%のものを出しきれないってことですから、お客さんに対して申し訳ないです。気分悪いのがお客さんに伝わることもあるでしょう。

なので、人がいいところを選びましょう。

さらに詳しく話していきます。

挨拶がしっかりしているか

挨拶は大事です。人としてのマナーでもあります。

僕の経験では、PAさんや照明さんに挨拶できない系の人が多いと感じます。

こっちは挨拶してるのにスルー。リハの時なんだかやる気ないし、適当にあしらわれている気さえする。そういう人がいたら、もう二度といくのはやめましょう。

だいたいの場合、そういった人はバンドのこともお客さんのことも蔑ろにしているタイプですので。

精算に時間をとってくれるか

次に、これは主にブッカーの人に当たる話ですが、精算の時間をきちんととってくれるか。

良くないパターンを先に紹介します。

ただ精算だけして、「はい終了ですお疲れ様でした」、というタイプのブッカーだったら、これ以上付き合う価値はありません。

まあ最低限の仕事はしているんですけど、サービスとしては価値が低いかな、と感じます。

良い人は、30分くらいかけて、ライブの感想や今後の活動についてのアドバイスなど、親身になって話してくれます。お客さんが多かろうと少なかろうと、良かった点と悪かった点を必ずフィードバックしてくれます

こういった人がいる、こういった方針を持っているライブハウスは、常に人気があります。

面倒見が良く、バンドの成長を純粋に願ってくれている。そういった人がいる場所でライブしたいというのが人間としての心情なのでしょう。

ブッカーの感想やアドバイスを全て鵜呑みにする必要はありませんが、一個人の客観的感想として参考にできるのは大きいと思います。何回も出演していればどう変化しているかもよく見てもらえますしね。これはバンドにとって大きいです。

ですので、精算時にじっくりと話をしてくれるブッカーがいるライブハウスは、貴重にしていくべきでしょう

音で選ぶ

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次に音です。

音楽をやっているのですから、当然音にはこだわりたいですよね。

好みにも左右される部分ですので難しいですが、音という観点での選び方をご紹介します。

機材が好みか・機材が充実しているか

まず機材面です。それぞれが使用するアンプやPAのスピーカーなど、置いてある機材の性質・音質が好みかどうかという選び方です。

楽器陣はアンプを自前で用意していれば、あまり関係のない話かもしれません。

そのライブハウスに置かれているアンプの使い勝手や音質が気に入らなければ、気持ちよくライブはできません。ダメだと思った時に、別の選択肢を取れるぐらい機材が充実していると良いですね。

リハの時間的に難しい場合ももちろんあります。機材に種類がある場合は、一度の出演で見限らず、次回違う機材で出演してみるのも手です。

たまーに、どうにもこうにも好きな音が出てくれないアンプに遭遇し、しかも置いてあるのはそれしか無いというケースもあります。できるだけそういうところは避けましょう

もしくはアンプは自前のものを用意しましょう。

PAさんの作る音がどうか

外音・中音ともに、PAさんの音が好きな場所は重宝します。

PAの音作りは多種多様で、ベースなどのロー成分が強いとか、ヴォーカル至上主義の音とか、バスドラムが固めとか、いろいろなPAさんがいます。

PAさんもプロではありますが、好みの領域もありますので、バンドの色と違う音作りの場合はきちんと申し出ましょう。

申し出た上で、好みと全然違った場合は、違うライブハウスを検討しても良いと思います。

こちらの要望に協力的な姿勢を見せてくれるPAさん、または言わずとも好みの音作りをしてくれるPAさん、そんな人がいるライブハウスが最高ですね。

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名前や立地で選ぶ

名前や立地で選ぶ方法もあります。

有名なライブハウスか

有名だから良いライブハウスか、というと違うのですが・・・

そのライブハウスに出演することでバンドに箔が付くのであれば、積極的に出演しても良いのではないでしょうか?

ただし、人や音があんまりだったら、リピートする必要はないと思いますけどね。。

立地は駅からどれくらいか、道は難しくないか

立地がいいと、お客さんに来てもらいやすくなります。

都心の、例えば新宿や渋谷などの乗り換え駅から近ければ、「仕事帰りに通るし、ついでに行こうかな」と思ってもらえたりします。

逆に知らない名前の駅とかだと、調べもせずに「遠いから行かない」なーんて言っちゃう人もいるんですよね。。。

もちろん、本当にあなたのバンドが好きな人ならそんな些細なことは言わないと思います。ただ、ライトなお客さんに対してはこの選び方は分かりやすく効果的です

同じ理由で、道がわかりやすいのも良いでしょう。説明が難しいようなライブハウスだと、初めて来るお客さんから「ちょっと面倒だなあ」と思われて断られることも。

おまけ

最後に、いくつかライブハウスを選ぶちょっとした考え方を。

些細ではありますが、気になる項目があるかも。

ノルマなしの方がいいのか

ノルマとは、各バンドに課せられた「この人数お客さん呼んでね」っていう指数です。

このぶんの料金は、バンドから徴収されます。ノルマ達成できなくても払うことになります。

達成できれば、超えたぶんの50%とか(ライブハウスによります)をバンドに支払ってくれたりするのが一般的。

ですので、達成後の還元率が悪すぎるライブハウスは要注意と言えます。自分たちが稼げればいいって考えのライブハウスだということですから。

では、逆にノルマなしの方がいいのか?

たまにあるんですよね。でも、そういうところは正直胡散臭いです。

じゃあどこで収入得てるんだ?っていう話。ハコによりけりでしょうけども。

出演側はノルマなしの代わりに、いくらお客さんを呼んでも収入はありません。

つまり、お客さんを呼ぼうという努力をする必要がないため、大体のバンドが集客を怠けます

なので、個人的にはおすすめしません。

初心者の方が、自信のなさ故にノルマなしのライブハウスに出演したがることがあるんですが、ぶっちゃけメリットは何もありません。

無料でお客さん呼んでも、「無料なら行ってやるか」っていう友達くらいしか集まらないでしょうし、対バンも似たような人ばかりであまり勉強にもならない場合がほとんどです。(絶対にそうとは言いませんけれど)

タダでライブさせてもらうより、お金を払ってお客さんを集める努力をした方が、絶対に力が付きますし、自分のライブに責任感も出てきます。

ですので、僕からの答えとしては、ノルマが設けられているライブハウスに出ましょう、です。

お客さんにとって居心地がいいか

これも大事だと思うんですよね。なんなら一番大事かも。

トイレが綺麗か。喫煙可なのか、禁煙なのか、分煙なのか。

床がベタベタしてないか、内装がどうか。

お客さんもいろいろと気にするんです。人間ですから。

できるだけお客さん目線に立って、居心地のいいライブハウスなのか考えるようにしましょう。

居心地がいいところは、ちゃんとお客さんのことを考えているライブハウスである証拠です。

ただし、神経質になりすぎる必要はないですよ。あくまでライブハウスという空間だということをお忘れなく。

キャパ

気にしすぎる必要はないと思いますが、あまりにライブハウスの広さとお客さんの人数にギャップがあるところはやめておきましょう。

お客さんも戸惑います・・・

最後に

以上、ライブハウスの選び方についてお話ししました。

さまざまな考え方、見極め方をご紹介しましたので、まとめると

・人が良いか。挨拶をしっかりしてくれるか。精算時に感想やアドバイスをくれるか。

・音は良いか。アンプやPA設備の音は好ましいか。PAさんは協力的か。好みの音に近いか。

・有名なライブハウスか。立地は知らない駅が最寄りではないか。道は難しくないか。乗り換えのある大きな駅から近い場所だとGood

・ノルマがないところがいいライブハウスというわけではない。

・お客さんにとって居心地のいい空間かどうか。

正直、実際に一度出てみないとわからない点が多いのですが、一度の出演で今後も定期的に出るかを考える際の道しるべにしていただけたらと思います。

一回出ると、ブッキング担当の人に「次はいつ出る〜?」と言われることが本当に多いです。なので、流されるままに次の約束をするのはやめましょう。

よーく見極めて、自分たちにとって出る価値のあるライブハウスを探していきましょう!

それでは!

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