路上ライブのやり方!必要な機材や許可取りを徹底解説!

路上ライブの画像バンド

こんにちは。管理人のちん兄です。

ちょっとした繁華街に行くと、よく路上ライブをしている方に会いますよね。その光景をみて「自分も路上ライブやってみたい!」と考えたことがありませんか?

実は路上ライブは、かなりの修行になるとともに、宣伝活動としても有力な手法のひとつ。しかもライブ自体の費用は無料だったり格安でできるという、とてつもなくコスパのいいライブなんです。

一時期、僕も路上ライブをしていましたが、最初こそ緊張するものの、始まれば楽しいですし、お小遣い程度なら稼ぐこともできました。何よりも見知らぬ人が興味を持ってくれて嬉しかったのを覚えています。

もしあなたがバンドマンで、路上ライブをやったことがないのなら、ぜひともチャレンジしてほしいと思います!僕は全力でおすすめします。

この記事では、路上ライブの魅力をお伝えしつつ、「やってみたい!」という方へむけて路上ライブで必要な機材、許可取りの方法などをわかりやすくお話ししていきます。

これを読めば路上ライブがすぐに実現可能です!

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まずは路上ライブに必要な機材を揃えよう

機材の画像

最初の準備として、まず機材が必要となります。

普段ライブハウスで演奏をしている方でも、路上ライブとなると用意しなくてはならない機材がいくつかあります。

路上ライブでは、基本的に電源の使用ができません。ですので、どの機材も電池駆動式のものにするのが一般的です。

そこを念頭において、準備するべき機材をご紹介します。

楽器

まずはギターやベースなどの楽器です。これは持っている方も多いかとは思います。

オケを流して歌う、ソロボーカリスト以外は必須となってくるのではないでしょうか。

エレキギターとアコースティックギターどっちがいいの?という質問がよくありますが、そこはやりたい音楽に合わせるのが妥当です。

注意点として、アコースティックギターで演奏したい場合、通常のアコギだと生音に音量的に限界があります。マイクで音を拾うことは可能ですが、やや難易度が高くなるため、エレアコを使用することをおすすめします。

おすすめ:MARTIN ( マーチン ) / DXMAE エレクトリックアコースティックギター

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アンプ(電池駆動式)

アンプも必須です。歌にしろ、ギターにしろ、オケにしろ、その音を出すためのスピーカーがなければ人々に音楽が届きません。

僕のおすすめアンプはこちら。

おすすめアンプ:ROLAND ( ローランド ) / CUBE Street ギターアンプ 電池駆動

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路上ライブではド定番のアンプです。

入力が2つあるため、例えばギターからの入力とマイクからの入力が同時に可能で、弾き語りなんかはこれひとつで十分

出力レベルもしっかり幅が効くので、場所やシーンに合わせて変えやすいです。

マイク

歌があるなら必須アイテムですね。

いざ買おうと思うと色々と種類がありますが、最もポピュラーなマイクがSHURE SM58です。

おすすめマイク:SHURE ( シュアー ) / SM58 定番ダイナミックマイク

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どのライブハウスやスタジオにも必ずある、世界的にメジャーなマイク。

定番だからこその非常に安定した音質、また壊れにくいという信頼性の高さが魅力です。

まだマイクを持っていないのなら、とりあえずこれを買っておけば間違いありません。

マイクスタンド

案外盲点になりやすいのが、マイクスタンド。

ずっと手でマイクを持っているわけにもいきませんし、これも必須といっていいのではないでしょうか?

マイクスタンドは丈夫で使い勝手のいいものを用意しましょう。

おすすめマイクスタンド:K&M ( ケーアンドエム ) / 21020B(ST210/2B) ブームマイクスタンド

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また、マイクを取り付けるためのマイクホルダーも用意しておきましょう。

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このスタンドとホルダーは大変人気なモデルで、多くの方が愛用しているようです。

マイクカバー

必須とは言えないのですが、個人的に用意した方がいいと思うのがマイクカバー。

路上ライブとなると屋外なので、けっこう風の音などが入って聞き苦しいことが多々あります。

それを解消するのがこちらのアイテム。

こちらもおすすめ:SHURE ( シュアー ) / A58WSBK

サウンドハウスで見る

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使用する・しないで意外と変わります。使っていない人を見ると、ボコボコいっててちょっともったいないな、と感じることが多々あります。ぜひ使用をおすすめします。

電池

路上ライブは基本的に電池駆動式となるため、電池切れなどのアクシデントが起こる可能性があります。

ですから、予備の電池は絶対に持っていたほうがいいです。

いくつか買っておくことをおすすめします。

単三電池

サウンドハウスで見る

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カホン

ドラムを入れたいけど、ドラムセット持ってないし…。という方は、カホンを用意するといいでしょう。

また、ドラムを持っていても、それを持ち運ぶのは大変です。そのうえ路上ライブにおいて一番苦情になりやすい楽器がドラムなんです。音がデカいですからね。

もちろんドラムで路上ライブしている方も存在しますが、非常に難点が多いのです。

ですので、ドラムの代わりとしてカホンを用意することをおすすめします

おすすめカホン:PLAYTECH ( プレイテック ) / PCJ-50 カホン

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こちらはカホンの中では比較的リーズナブルな商品です。

カホン本業の方なら少し物足りないかもしれませんが、路上ライブでのみ使用するのならこのクラスで十分。

ぜひカホンを取り入れてライブしてみましょう。

路上ライブセット

必要最低限のアイテムをセットで売っていたりもします。

こちらはマイク・マイクスタンド・マイクケーブル・アンプがセットになっており、大変お得。

まずはとりあえずこれを購入して、足りないものを個別に買うのもおすすめです。

路上ライブに許可取りは必須?

路上アーティストの画像

ここからは、路上ライブの具体的なやり方をお話ししていきます。

まず、絶対に知っておくべきルールがあります。それは、基本的に路上ライブは許可がないとやってはいけないというもの。

道路交通法という法律があり、そこには「道路を使用する場合は、警察に許可を取らなければならない」という内容が書かれています。

路上ライブは、演奏者や機材が道の一部を占拠する形になり、「道路の使用」にあたります。そのため許可を取らなければ法律違反となってしまいます。

法律違反として扱われてしまうと、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金が課せられます。ですので、許可はとっておくべきです。

しかしながら、許可が出にくいという現状もあります。もちろん場所にもよるのですが、一般的に許可は下りにくいようです。

そのため、路上ライブしている大半の人たちが、無許可でライブをしています。

そして、あまりにも大きい音を出したり、迷惑行為にならなければそれを「黙認」してくれているのが実情です。

許可も出さないけど、禁止もしない。このようになっています。

ですので、ひとまず許可取りはおこなったほうがいいですが、しなくてもできる場合がほとんどとなります。

万が一注意を受けた際は、即座にやめ、指示に従いましょう。反抗などしなければ問題になることはありません。

路上ライブの場所を決めよう

場所取りの画像

路上ライブをする上で場所は非常に大切です。

まず考えるべきは人通り。人通りは少なくないか?逆に多すぎて通行の妨げになりやすくはないか?

また、他にも路上ライブしている人がどれくらいいるか、あらかじめ見ておきましょう。

多くいるという場合は、その人たちとの距離感も考えなければなりません。お互いに音が干渉し合っていい事はありませんからね。

ただし、多くいるということは、それだけ路上ライブに適したスポットであるという裏返しでもあります。人通りがちょうどいいのはもちろん、ライブを黙認してもらいやすいということもあると思います。

オーソドックスな場所としては、駅周辺が挙げられます。人通りが多く、ひらけた場所があるからでしょう。

ただし、駅の出入口に近すぎると通行の邪魔になり、苦情の原因になりかねませんので注意が必要です。迷惑をかけないと判断できる場所でおこないましょう。

その他の定番の場所は、公園や広場です。

といってもできれば賑わっている公園・広場を選びましょう。住宅街の公園・広場は近隣に迷惑がかかってしまいますので厳禁です。

比較的穴場だったり、中には許可をいちいち取らなくても路上ライブOKのスポットもあります。

詳しくはこちらの記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

路上ライブを効率よく行うコツ

考える画像

機材や場所など、路上ライブの準備についてお話ししてきましたが、ここからは路上ライブをいかに効率よく行うかにフォーカスしてお話ししたいと思います。

ここで言う効率とは、いかにより多くの人に自分たちを知ってもらえるか、ライブを聞いてもらえるかという部分になります。たくさんの人に興味を持ってもらえれば、そのぶん音源やグッズの売り上げや、あなたの人気にも繋がっていきます。

路上ライブの先輩と親しくする

まず一つ目のポイントとして、同じ場所や近い場所で路上ライブしている先輩とコミュニケーションを取ることです。

演奏が終わったタイミングなどで「お疲れ様です!素敵な演奏でした!よくここで演奏してるんですか?」と声をかけてみましょう。

先輩がその場所でよくライブしているのなら、そこの路上ライブ事情をよく知っているということになります。そのため、人がよくいる時間帯や曜日、活動方法などの有力な情報を教えてくれる可能性があります。

効率よく路上ライブを行うためには、まずは先人にならえ、ということです。

曜日と時間、場所を固定化する

次にできることとして、可能なかぎり同じ場所で同じ曜日・時間帯にライブを行うことです。

仕事をしている人などは、毎日のように同じ道を通っています。

つまり場所・曜日・時間帯を固定することで、「この人たちいつも月曜日のこの時間帯にライブしているな~」と認識させることが可能になるのです。そこから興味を持ってくれる人も多く存在します。

また、一回聞いて好きになってくれた人に対しても、「この曜日にいつもいるので、また来てくださいね」と言えるため、ファンとして定着してもらうことができます。

最初のうちはいろんなところで演奏するのもいいかとは思いますが、路上ライブに慣れてきたらコロコロ気まぐれで場所や曜日を決めずに、固定化して活動した方が絶対に効率的です。

お客さんへのコミュニケーションを取る

次のポイントは、見てくれたお客さんに対してしっかりアプローチするということ。

基本的に演奏のあと話しかけてくれる人はごくわずかです。大抵は興味を持っていても話しかけに行くことを恥ずかしがる人が多いのです。

ですから、演奏の合間でキャッチーにMCをしたり、演奏後には自分から見てくれたお客さんへ話しかけに行くとより効果的です。

そこでさらに好印象を与えることができれば、また見てくれる可能性が高くなることはもちろん、物販の購入、ファンになってくれることも大いにあり得ます。

オリジナル曲とカバー曲を用意する

路上ライブとは目立つものです。どんな曲をやっていても基本的には目立ちます。

しかし、オリジナル曲の中に少しカバーも用意することで、より注目度を高めることが可能です。

知名度のある曲をやれば、「あ!あの曲だ!」と簡単に興味を引くことができ、足を止まらせることができます。

ぜひ、試してみてください。

路上ライブをするメリットとデメリット

路上ギタリストの画像

街中で路上ライブをしている人は意外とたくさんいらっしゃいます。なぜ路上ライブをしているのか、気になったことはありませんか?

実のところ、路上ライブにはバンドマンやアーティストにとって大きなメリットがあります。

というわけで、ここでは路上ライブのメリット・デメリットについてお話しします。

路上ライブのメリット

まず、メリットとして最初に挙げられるのが、ライブ自体にそこまでお金がかからない点です。

通常であれば無料でライブすることができます。一部の路上ライブイベントを催している場所などでは年会費を支払うことで出演が可能となるケースもありますが、それも年間で1~2万円代なので、月々数千円でライブができてしまいます。

これだけ少ない金額で、大勢の見知らぬ人たちの前で演奏できるのですから、破格と言ってもいいでしょう。それどころか、演奏次第ではたまにお金をくれる人たちもいるので、稼げることすらあります

グッズを手売りしたり、投げ銭アプリで応援してもらって稼いでいる人たちも多いですね。

また、場所や時間を自分の好きにできるというのもメリットでしょう。

ライブハウスだと場所も時間も固定されますからね。「その時間じゃ間に合わない~」っていうお客さんもいたりしますけど、路上で長々とライブできればそういう事も少ないです。

さらに路上ライブは、ファン獲得につながりやすいというメリットもあります。

良くも悪くもですが、路上ライブというのは非常に目立ちます。そのため、全く知名度のないバンドでも簡単に注目を集めることができるうえに、興味を持ってもらえるハードルがかなり下がった環境で演奏できるのです。

音楽をそれほど聴かない人や、音楽は好きでもあまりライブハウスに行かない人など、普段接点を持ちづらい人にもアプローチができるところが最大の魅力でしょう。

そうして生まれたファンですが、ファンがファンを呼ぶとでも言いますか、路上である程度の人だかりができると人々は興味を持ちやすくなる傾向があるため、結果さらにファン獲得が狙いやすいシステムになっているわけです。

このように、路上ライブには大きなメリットが多数、存在します。

路上ライブのデメリット

逆に、路上ライブのデメリットについてもお話ししておきます。

デメリットというほどバンドにとって悪いことはありませんが、強いていうのであれば、場所取りが難しいことです。

基本的には路上というのは公共の場ですから、その場所の持ち主に許可を取らなければなりません。

先述した通り黙認されてはいるものの、あまりはっちゃけ過ぎてはいけませんよ。

あともう一つだけデメリットを挙げるとするならば、ライブハウスほど大きい音は出せないということですね。あまりに大きい音だと苦情が来てしまいます。

大きい音が厳しいとなると、ドラムなどのそもそも音がデカい楽器が場合によっては使えないこともあるでしょう。そうなると、たとえばメタルなんかの激しめのバンドだと、持ち味を出しきれない可能性がありますね。

要するに、ジャンルがやや絞られてしまうのがネックです。

ポップスやちょっとしたロックサウンドぐらいならなんとかなるので、激しいバンドの路上ライブはバージョンチェンジ・アレンジして臨みましょう。

路上ライブについてのまとめ

路上ライブの画像

いかがでしたか?路上ライブについての基本をすべてお話しさせていただきました。

路上で人前に出て演奏するのは、少なからず緊張するものですが、そのぶん効果はかなり大きいです。

チラシ配りや非効率的な宣伝を行うよりも、よっぽど簡単に自分たちを宣伝することができる活動です。

また、ライブハウスに普段行かないような人たちにも聞いてもらえる環境というのが魅力的ですね。

路上ライブをするときは、人々の迷惑にならないよう最大限配慮するとともに、もし注意されてしまったらすみやかに移動しましょう。これだけ気をつけていれば大きな問題になることはまずありません。

この記事を読んで「路上ライブをやってみようかな」と思った方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

路上ライブを効率的に行い、あなたの活動により良い影響があることを心から願っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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