バンド活動と両立しやすい会社選び!選び方のポイントを解説

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こんにちは。ちん兄です。

バンド活動って、何かとお金がかかりますよね。日々の練習や機材メンテナンス、時には新しい機材を調達したり、レコーディングやMV製作、グッズ作りなど、とにかく大きな出費がつきもの。

加えて、メンバーみんなで予定を合わせなければならないという理由で、時間に融通のきくアルバイト生活をやっている方が多いかと思います。

しかし!実はバンドと会社を両立させるのはそれほど難しいことではありません。事実、僕自身が社会人バンドを組んでいましたので経験談から言えます。

「金銭的に考えたら会社員として働きながらバンド活動できたらベストなのになあ…」と考えている方は、会社員になってしまいましょう。バンド活動に支障をきたすことなく働くことは可能です。

社会人バンドが可能だという理由や、社会人バンドの魅力などについては「社会人とバンドの両立は可能?社会人バンドのメリットとデメリット」で述べていますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

ただ、一点注意すべきことがあります。それは、会社選びを間違えないことです。

会社といっても千差万別。さまざまな業種・業界があり、そして給料や休日など細かい部分にも大きな違いがあります。

そこで今回は、バンド活動と会社での仕事を両立しやすい環境を得るために、入る会社の選び方についてお話ししていきたいと思います。

この記事を読めば、どのような会社に入ればバンド活動と両立しやすいのか、その特徴や選び方のポイントが理解できるでしょう。

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休日が固定されている、有給が取りやすい会社

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バンドと会社の両立のためには、バンドに使える時間を確保できる環境であることが最低条件。メンバーとの予定を合わせる必要があるため、できるだけ曜日などが固定した休みをもらえる会社がふさわしいと言えるでしょう。

求人を見ていると「休日:完全週休2日制」という文字を目にすることがあると思います。この項目をしっかり確認してから応募することをおすすめします。

完全週休2日制とは、毎週必ず2日休みがもらえることを指します。ただし注意点としてこれが土日とは限りません。土日祝休みを希望する場合は、「完全週休2日制(土日祝)」というような表記がされている会社を狙いましょう。

また、似たような表記で「週休2日制」というものがありますが、こちらは「1ヶ月の間に週2日の休みがある週が1度以上ある」ことを指しており、決まった曜日に休むことが難しい場合もあります。見間違いには注意してくださいね。

複数人で常に予定を合わせ続ける必要があるバンド活動では、完全週休2日制がもっとも望ましいでしょう。もちろん個人の考え方やバンド内の活動方針にもよりますが。

また、有給が使いやすい環境かどうかも大事です。

会社によっては有給のシステムはあれど、使う文化が根付いておらず風邪や病気のときぐらいしか使えないところもあります。その一方、私用のために有給をバンバン使うことができる会社があるのも事実です。

平日にライブをすること、レコーディングをすることもあるでしょう。ですので、有給が取りやすいことは案外重要なのです。ぜひこちらも念頭に入れて検討していきましょう。

ちなみに僕のバンドは僕以外のメンバーが完全週休2日制(土日)、僕自身は週休2日制の会社に勤めていました。基本的には他のメンバーが休みである土日に、僕も休みの申請をして、バンド活動をしていました。

もちろん平日に活動することもありましたが、基本的にバンド活動は土日できれば滞りなくやっていけると思います。というかむしろ土日の方がライブに来てもらいやすいですし、あまりデメリットはないんですよね。

話は逸れましたが、結論として、バンドで予定が合わせやすい休みのシステムを持つ会社を選ぶことが大切です。

残業少なめの会社

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バンド活動と両立するために、残業は少ないに越したことはありません。会社によって残業の有無はもちろん、その時間にもかなり差があります。

バンドでの活動以外でも、しっかり自分の練習の時間や作詞・作曲の時間を確保するには残業がない会社を選ぶのがベターでしょう。

求人を見ていると「月平均残業時間」が載っていることがあります。この項目を参考にすると、残業時間の少ない会社が絞れるかと思います。

仮に月平均残業時間が20時間であれば、1日あたり約1時間のペースで残業がある計算になります。毎日1時間と考えるとあまり多くは感じないかもしれませんが、月で20時間と思うと1曲ぐらいなら作れてしまえそうな時間ですので、この残業を多いと受け取るか少ないと受け取るか、よく考えて検討していきましょう。

注意すべき点として、この月平均残業時間の記載がない場合です。この場合は面接などでしっかりと聞いておくことをおすすめします。

聞きづらい質問だとは思いますが、時間は有限ですから、バンドと両立しやすい会社か見極めるためにも勇気を出して聞きましょう。

また、月平均残業時間について記載がなくとも、給与の項目などに「みなし残業手当◯時間分」のような書かれ方をしているケースもあります。

「みなし残業手当◯時間」とは、毎月の給料に◯時間の残業代が手当として常に入りますよ、ということです。

仮にみなし30時間分の手当ならば30時間分の残業代が毎月の給料に含まれる、ということです。こういった場合、例えば1ヶ月に20時間残業しても30時間分の給料が入ります。

一見お得ですが、その分基本的な給料が低い場合があるため注意が必要です。30時間を超えた場合についてはその会社の規定に則って、超過分の残業代がプラスされます。

これはあくまでも個人的な印象ですが、このみなし残業時間システムを取り入れている会社は、基本的に残業が多いように感じます。みなし残業って要するに、残業することが前提としたシステムなわけですから、会社として「残業して当たり前」という認識が根付いている可能性が高いのです。

これを悪いとは決して思いませんが、バンドとの両立を考えるとどうしても軽視できないというのが正直な意見です。

残業については会社ごとに本当に考え方が違うため、慎重に探りましょう。

通勤に時間を取られすぎない会社

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続いては通勤時間についてです。

先ほどの残業についてと同じく、時間というのは有限です。通勤時間が短いに越したことはありませんよね。

例えば片道1時間かかる会社と30分かかる会社なら、往復で1時間ぶんの差が生じます。実労働はしていなくとも、時間だけ見れば毎日1時間残業しているのとほぼ変わりません。

バンドと両立したいなら絶対に通勤時間の短い会社を選ぶべきです。

目安ですが、僕がバンドと会社を両立していた時は通勤時間40分ほどでした。途中で引越しがあったのですが、引越し前は1時間半ほどかかっており、このときはかなり負担が大きかったです。

通勤時間が長いと、家に帰ってから何もやる気になれないんですよね。

結局は個人の時間の使い方になるのかもしれませんが、できるだけ不毛な時間は取り除いたほうがいいかと思います。

失敗しないために面接でしっかり見極めよう

面接の画像

ある程度求人から目星がついたら、エントリーをし、書類選考があります。そこに通過したら次のステップで面接、というのが一般的な流れです。

この面接というのが非常に大事になってきます。

よく陥りがちなのが、企業の面接官からの質問に答えることに必死になり、自分の本当に聞きたい話を聞けずに就職が決まって、入ってみたらイメージと違った…というパターン。

確かに面接において、的確かつスムーズに質問に受け応えするのは大切ですが、自分の求める条件に関する部分もこちらから質問し、疑問点をクリーンにすることが非常に大事です。

面接とは、企業側と自分の考えのすり合わせだという認識を持って臨みましょう。

会社の実際の業務詳細、雰囲気や人間関係、残業時間、副業について、給料、などなど気になる項目はできるだけ聞いておきましょう。もちろん求人に書いてある項目に目を通した上で質問しているという旨を伝えながら聞きましょう。

自分としてはピンとこなかったけれど採用の連絡が来てしまうこともあるかと思います。しかし断っても大丈夫です。

心からこの会社ならやっていけそうだと感じた会社に入りましょう。

バンドに活かせる能力が身に付く職種だと尚良し

パソコンでデザインする画像

また、業種選びにおいて、バンドに活かせるスキルが身につくかという判断基準で会社選びをするのもありですね。

バンド関連となると、まさに音楽業界、例えばレコーディングの仕事や編曲の仕事、著作権関連の仕事が挙げられます。友人でカラオケ音源の作成の仕事をしている人間なんかもいました。

また、動画関連もいいでしょう。MV製作カメラマン動画製作などが挙げられます。バンドも動画コンテンツを使ったアプローチをする時代ですから、このようなスキルがあると重宝されるでしょう。

無理にバンドにつなげる必要はありませんが、「やりたいと思える仕事が見つからない」という方はこういったバンドに活かせる知識やスキルが身につく職業から考えるのがいいかもしれませんね。

バンドで活かせるスキルについては、「バンドで役立つスキルや特技5選!今からでも身につけよう!」で詳しくお話ししています。

前もってメンバーには話しておこう

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会社選びとは直接的に関係はありませんが、もしあなたが会社員になろうと考えているのであれば、まずメンバーに相談しておきましょう

バンドと両立する気持ちがあることを伝えた上で、メンバーが納得してくれるかどうかがネックになるからです。中には「ふざけるな!」と反対する人もいるかもしれません。

黙って就職すると後々面倒なことになってしまうかもしれません。最悪亀裂が入るケースまで考えられます。

ですから、きちんと前もって話を通しておく必要があります。

まとめ

以上、バンドと両立しやすい会社を選ぶ際のポイントをお話ししましたが、いかがでしたか?

やはり会社員というのは世間的にも認められ、収入面もアルバイトよりは良いことの方が多いです。

もし会社員になろうと考えているなら、今回のお話を参考に、より納得のいく会社を選んでいただけたら幸いです。

「会社員になること自体を迷っている」という方は一度「社会人とバンドの両立は可能?社会人バンドのメリットとデメリット」を読んでみてくださいね。会社員になることの長所と短所を詳しく解説しています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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