今回は、売れないバンドが陥りやすい「間違った活動」についてお話ししていきます。「バンドで売れたい」「音楽で生活していきたい」という方は、胸に手を当てながら読んでいただけたらと思います。もし当てはまるものがあった場合は、活動内容と意識を改善する必要があるかも。
こんにちは。管理人のちん兄です。
「売れないバンド」と聞いて、ドキッとした方、いらっしゃいませ。
音楽でプロを目指している方は、
「音楽で人気になりたい」
「フェスなどの大きいステージでライブしたい」
「音楽だけで生計を立てたい」
このような考えを持っている方が多いと思います。
そしてそれを実現するためには、何かしらの手段で「売れる」必要があると自覚されているかと思います。
しかし、なかなか売れない。
「何故なのか?」と考えたことはありますか?
もしかすると、活動を間違っているのかもしれません。
今回は、そんな売れないバンドにありがちな間違った活動や姿勢についてお話ししていきます。
それでは参りましょう。
良い楽器、良い機材への欲求がすごい
売れないバンドのよくある傾向として、楽器や機材のことばかり考えているケースがあります。
僕も楽器をやる人間ですので、高い機材には憧れがあります。
良い音出して満足したいです。
しかしながら、良い機材を使えば売れるのか?そんなのはあり得ません。
高い楽器こそ正義なのか?それも違います。
料理で例えるなら、めちゃくちゃ良いフライパンや鍋があれば、それだけで美味しい料理が作れるわけではないですよね。良い食材や、腕前があるから一流の味が出せるようになるんです。
確かにトッププロはいい楽器や機材を使っていますが、彼らが売れているのはそれが原因ではないはずです。
たぶん、安物の機材を使っても、人気があると思います。
彼らにはそれほどまでの個性やメッセージ性、そして売れるための戦略がしっかりしているから売れるんです。
結局何が言いたいかというと、良い楽器や機材が欲しいというのは、単なる自己満足です。
売れるために機材のパワーアップが必要だという考え方をしているなら、それは大間違い。
自己満も時には必要ですが、売れるためには正直なところ二の次でいいと思います。
演奏テクニックばかり気にする
次に、これまたよくいるパターン。
「演奏力こそ全て」とか言っちゃう系。
待ってください。演奏力は確かに大事でしょう。
でもそれは、素人に「ヘタクソだな〜」と言われなきゃ良いと思います。僕は。
あなたが音楽を始める前のことを思い出してみてください。
そんなに演奏力のこと気にして音楽を聞いてましたか?
せいぜい歌唱力をちょっと気にしたことがある程度じゃないですか?
そうなんです。一般人からしたら、演奏力なんてあんまり関係ないんです。
演奏力のあるバンドが売れるのなら、もっとバカテクのメタルバンドが流行ってるはずですよ。
最低限、自分たちの音楽を表現できるだけの技量があれば、何の問題もありません。
売れるために演奏力ばかり気にかけるのは、大間違いです。
ライブに「誰が何人呼んだ」と言い争う
これもありがちです。
ライブにお客さんが何人来てくれたかが生活を左右すると言っても過言ではありませんし、気持ちは分かります。
が、「誰が」という考え方自体がナンセンスです。
だって、それって、個人で呼ぶ人ってことですから、つまるところ友人ですよね?
バンドで売れるのを目標にしているのであれば、そのバンド自体のファンを増やすことに全力になりましょうよ。
もちろん、個人に対するファンもいたりはするかもしれません。
ですが、メンバーの一人一人が友人を手当たり次第誘って集客するだけ、といった姿勢では売れるはずがありません。
バンド単位での集客を全力でやりましょう。
言い争ってる場合じゃありません。そもそも個人が集客するのは、大間違いです。
ちなみに、集客に関してはこちらの記事が参考になりますのでぜひ。
役割分担が下手
また、役割分担が下手というのもありがちです。
売れてるバンドって、結構メンバーそれぞれの役割がしっかりしてるんですよね。意識してるかどうかはさておき。
バンドって、売れるためという前提だと結構やることが多いんです。
ホームページ、ブログ、各種SNS、練習のスタジオ予約、収支をつける、グッズのデザイン案を決める、ライブのセトリやパフォーマンス、作詞作曲、、
まだまだあります。
飲み会や打ち上げなどの交流の場で、コミュニケーションを活発にする役目がある人もいますね。
こういったやるべきことを役割分担できていないと、結局「俺はやった、お前は何でやらないんだ」みたいな面倒ごとになったりもします。
きちんと役割がはっきりしている方が、バンド内外の何もかもがスムーズに進みます。
もちろん、分担はできるだけ負担が分散するように工夫がある程度必要となりますが。。
役割分担ができていないと思ったら、一回きちんと分担してみては?
役割分担については、こちらの記事を参考にどうぞ。
時間にルーズ
最後に。時間にルーズなバンド。あるあるですね。
スタジオに平気で遅刻。その遅刻により減った練習時間、積もり積もってものすごいことになってませんか?
ライブのタイムテーブルを守らない。他のバンドやライブハウスに迷惑かかってますよ。
常習犯だと既に嫌われているかもしれませんし、音楽業界の横のつながりは強いため、悪い噂があちらこちらで立っているかもしれません。
時間にルーズだと、お客さんにも迷惑がかかる場合もあります。せっかく興味を持ち、時間を割いてあなたのライブに来てくれたお客さんを失望させないためにも、心当たりがある方は見直しましょう。
貴重な時間を無駄にしたり、皆さんから悪い印象を持たれないようにするためにも、時間は守るよう心掛けましょう。
まとめ
以上、売れないバンドにありがちな活動と姿勢をお伝えしてきました。
必ずしもこの状況に陥っているから絶対に売れない、という意味ではありませんが、売れないバンドマンに正直こういう人多いと思います。
売れるバンドを目指すのであれば、その目標のために何が必要なのかをしっかり見極めなければなりません。
バンドのことを常に第一優先するくらいの覚悟も必要です。
今回のお話の中で、どれか一つでも当てはまった方は、一度その活動と姿勢を見直してみてください。おそらく見えてくるものがあるはずです。
売れないバンドから脱却し、少しずつでも目標に近づけるように、努力あるのみです!