【断言】バンドはコンセプト作りが命!最重要だと断言する3つの理由

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こんにちは。管理人のちん兄です。

最近Youtubeとか見ていると、本当にたくさんのバンドがいることに改めて驚きます。

昔はテレビに出ていたりCDショップやレンタルショップに並んでいるアーティストしかわからないのが普通で、コアなバンドが知りたければライブハウスに通ったりしたものですが・・・。

今では誰しもがネットを使って自分の好きなアーティストを発見できるようになりました。それこそYoutubeや各種SNSで、世間的には無名に近いアーティストの情報を得るのが簡単な時代です。

逆に言えばバンドにとってもチャンスで、ネットの使い方ひとつで自分を宣伝して売れることが可能な時代になったとも言えます。

ただ、ライバルが本当に多いんですよね。ネットに露出のあるバンドが無数にいるせいで、何か特徴的なものがないと一般人からは見向きもされません。

僕ですら、「あーはいはい、よくいるロックバンドだね。」と名前すら覚えずに終わったバンドはたくさんいます。

星の数ほどいるバンドの中から抜きん出るには、特徴的・個性的であることが必要です。しかし、特徴や個性をうまく出せずに埋もれてしまっているバンドが無数にいるのが現状。

一体どうしたら特徴的なバンドになれるのか?

答えはコンセプト作りにあります。そして、コンセプト作りこそがバンド活動で最重要だと断言します。

その理由を今回ご説明していきたいと思います。

ライブがうまくて、曲も良くて、真面目に宣伝もしているのに、全く売れないバンド。そういった実にもったいないバンドが非常に多く存在しており、彼らに共通しているのはコンセプトが甘いことです。

結果的に「他のバンドと何が違うの?」と言われ、印象にも残らず忘れ去られます

そうならないためにも、今回の記事を読み通してコンセプトの重要さを理解していただけたらと思います。

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コンセプト作りって?

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そもそも、コンセプトとはなにか。まずはこれについてお話しします。

例えば、「身近な距離感で会いに行けるアイドル」とか「感情移入型ポップバンド」とか、こんなキャッチコピー的なものを掲げているバンドを見たことはありませんか?

実は、これこそがコンセプト。といってもこれだけではまだ甘いですけどね。

でもこれがコンセプトの入り口であることは確かです。こういうものさえも無いバンドは、120%埋もれます。

コンセプトの作り方

では、コンセプトの作り方についてお話ししていきます。別に難しく考える必要はなく、ひねったキャッチコピーを掲げなければいけないわけでもありませんのでご安心を。目を引くためには個性的なものの方が強いですが、一旦それは気にせずにコンセプト作りをしてみましょう。

僕の考えにはなりますが、コンセプト作りは次の項目から形成されます。

コンセプト作りの基本項目

・when(いつ)・・・期間、季節、時間帯など

・where(どこで)・・・場所、距離、広さ、拠点など

・who(誰に)・・・性別、年齢層、性格など

・what(何を)・・・目的、課題、ゴールなど

・why(なぜ)・・・動機、理由など

・How(どのように)・・・手段、方法、規模、価格感、価値観など

英語の授業で習ったであろう、5W1Hです。これらをよく掘り下げて、コンセプトへと落とし込んでいきます。

まだこれだけだとピンとこないかもしれませんので、一例をあげてみます。

先ほどの「感情移入型ポップバンド」というキャッチコピーのバンドのコンセプトを考えてみます。

若い年代(who)の日常(when)に寄り添うため(why)に、オシャレでどこかセンチメンタルな楽曲と歌詞から生まれる世界観を武器に(How)、ありふれた出来事やなんでもない毎日を特別なものにする(what)東京都内で活動中(where)の4人編成ポップバンド

無理に全項目を入れる必要はないですが、今回全部入れて例を作りました。ただ「感情移入型ポップバンド」と言われるよりもより具体的にバンド像が浮かんできますよね。

このバンド像が浮かぶということが重要なのです。

「なるほど、こういう考えを持って活動しているバンドなんだなー」と思ってもらえれば、その時点で埋もれているバンドから脱却できています。

このように、コンセプト作りをすることでメリットが生まれます。大きく分けて3つありますので、ひとつずつ解説をしてきます。

長ったらしい文章をそのまま公表するのは違うと思いますので、公に対してはもう少し文章量を削ったキャッチコピーを作ることをおすすめします。

あくまでも自分たちが掲げるコンセプトとして、具体的に掘り下げたものを作るという認識でいてください。

唯一無二の存在としてアピールできる

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1つ目のメリットとして、唯一無二の存在としてアピールしていけるということが挙げられます。

これは要するに、世間に対して「こういうバンドをやっています。他のバンドとはここが違うんです。」とアピールできる、ということです。

言ってしまえば、どのバンドだって唯一無二だと思います。やっている人間が違うのですから絶対に唯一無二なのは言うまでもないのです。

しかしながら、そのバンドをよく知らない世間一般にとってみれば、数あるありふれた音楽のひとつという認識にしかされず、特別感を持ってもらえないものなのです。そのバンドはこの世に1つしかないというのに、その他大勢と一緒の扱いを受けてしまうんですね。

同じ扱いにされないために、コンセプトをしっかり作りこむことで、世間に特別なバンドとして認知させることが可能なのです。

コンセプトがより具体的に設定できているバンドは、キャッチコピーも具体的かつ特徴的なものになります。

キャッチコピーを一目見て、個性的なバンドとして認知してもらえれば、「どんな音楽をやっているんだろう」とか「どんな人たち?どこ出身の人?」と興味を持っていただけます。こうなった段階で、集客の観点で言えば準見込み客以上の存在になります。

このように、コンセプトをしっかり定めることで、宣伝・集客の効率や質がかなり上がります

集客の考え方については【完全版】バンドのライブ集客マニュアル!ファンを増やす効率的な方法をご覧ください。かなり詳しく集客の考え方や具体的な方法についてお話ししています。

イメージが統一しやすい

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また、コンセプトを作り込むと統一性が生まれてきます。バンドの音楽性、ライブ、見た目、歌詞、物販のデザインまで全てにおける部分に統一感が自然と生まれます。これが2つ目のメリットです。

どういう楽曲をどんな人たちに聞いてもらって、どうなってほしいのか。これを具体的に決めるわけですからメッセージ性・世界観が統一され、聴き手としても戸惑うことなく受け入れやすくなります

YoutubeでMVなんかを見ていると、たまに見た目と曲調と歌詞がなんだかミスマッチしていて受け入れがたいバンドっていませんか?

コンセプトがブレているとこういうことが起こりがちなのですが、これは見た人としては「曲は好きだけど見た目がなあ・・・」「かっこいい雰囲気なのに歌詞が残念」という印象でしかないのです。一度そう思われてしまうと修正するのは難しいため、非常にもったいない事象と言えます。

イメージというのは本当に大事世の中で売れているもの全てが、イメージ戦略がなされた結果と言っても過言ではありません。

音楽に限った話ではなく、ファッションや化粧品、コンビニに並ぶお菓子までもが、ブランドイメージによってヒットしています。

例えば、有名アイスのハーゲンダッツ。「ちょっと高めだけど美味しくて、どこでも買える身近さがある。手の届く贅沢アイスブランド。」みたいなイメージがなんとなくありませんか?しかもそれが多くの人の共通認識となっていますよね。

あなたのバンドもブランドと同じで、「このバンドはこういうイメージ」というのを少しずつ世間に浸透させることでファンがついていくのです。

イメージを持ってもらうために、コンセプト作りが必要不可欠なんですね。

ターゲットが明確になる

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コンセプト作りをする3つ目のメリットは、ターゲットが明確化することです。年齢や性別、ジャンルなどを細かく設定することができます。

売れたいのなら、ターゲットは大衆でいいんじゃないの?と思われるかもしれません。実は違います。

ターゲットを大衆と設定してしまうと、活動全てにブレが生まれます。音楽性、歌詞、活動方法、これらの軸となるものがどこかで必ずブレます。

今世界や全国で有名になっているアーティストも、きちんとターゲットを絞って活動し、そのターゲット層からの支持がしだいに広がった結果、現在有名となっているのです。売れることを目的としていても、最初から全国民や全地球人に向けて活動をしてきたわけではありません。

しかも今はネット社会。誰もがネットを使って好きなものを買ったり見つけることができるため、人それぞれの好みが細分化された時代です

そんな人それぞれ好みが違う時代に、いきなり大衆向けに有名になろうとしても失敗は目に見えています。ですからターゲットをある程度絞って活動していく必要があるのです。

【脱線】音楽の時代の変化

ちなみに昔はテレビや雑誌やラジオでしか一般の人々は音楽の情報を入手できませんでしたから、流行という形で大衆にウケることは比較的簡単でした。しかしこの場合、流行に乗っただけでファンとまではいかない人々ばかり。流行りはいつか廃れてしまうため、一発屋と呼ばれたアーティストはかなりいます。

逆に今はネットで個人が好きなものを見つけられる時代ですから、大衆よりも個人へのリーチがしやすい環境が整っているんです。ネットの力を借りて確実に見込み客を獲得、着実にファンを増やすことがしやすいといえます。

簡潔にいうと、昔は盛大なプロモーションでブームを作り流行に乗った人の中からファンを獲得するやり方。メジャーレーベルじゃないと売れるのは難しい時代でした。

そして今は、ネットを駆使して自分たちに興味を持ってくれる人に確実にリーチしてファンを増やす方法が向いている時代。メジャー契約でなくともきちんと売れることができるため、インディーズバンドも大きなチャンスを得やすいといえます。

音楽業界全体については[必見]音楽業界は本当にオワコンなのか?業界の現状とアーティストが今後取るべき行動を読んでみてください。時代にあったやり方があるんです。

明確なターゲットがあるとどうなるのか

少し脱線してしまいました。すみません。

要するに、時代背景を含めて考えても、ターゲットをある程度絞って決めることは非常に大切ということをご理解いただけたらと思います。そのためにコンセプト作りが重要なのです。

ということで、ここからはターゲットを明確化するとどのような影響があるのかをご説明していきます。

歌詞や曲調が刺さりやすくなる

まず、楽曲面でのメリットとして、歌詞や曲調がターゲットに対して刺さりやすくなるということが挙げられます。

若い人がターゲットなら歌詞は学校の設定とかピュアな恋愛についてとかが共感を得やすいといえます。若い子に大人的なドロドロした表現は刺さらなそうですよね。

音楽でストレス発散したいと考えている人がターゲットなら、バラードよりはノリノリの曲が多い方がいいですよね。

このように、作詞作曲をする際のテーマが決めやすくなり、聴き手に刺さりやすいものを作ることができるようになります。

MCやパフォーマンスの内容が変わってくる

ターゲットによって、MCの話し方や内容が大きく変わります。ライブパフォーマンスもターゲットに沿ったものが好ましいです。

日常に寄り添う優しい音楽なのにMCがオラオラ系だったりヘドバンしてたらちょっと印象が崩れますよね。

今のは極論でしたが、ライブではオーディエンスに対して自分たちのイメージを的確に表現していくことが求められるため、ターゲットをきちんと考えるべきなのです。

グッズデザインが気に入ってもらえる

収入面や宣伝面で、グッズ展開をしているバンドは多いですよね。しかも近年はこのグッズ目当てでライブに来る人も大勢います。

となると、グッズひとつひとつのデザインもターゲットが好むものの方が絶対に良いのです。

ターゲットを決めれば、イメージに合っていて、ライブに来てくれたお客さんが買いたくなるデザインのグッズを作れます。デザインに限らず、展開内容も変わってくると思います。女性向けであればトートバッグとかおすすめです。

宣伝方法が変わってくる

ターゲットによって、利用するコンテンツが大きく変わります。

例えば、Youtubeを多く使う人、ツイッターをよく使う人、フェイスブックは全然使わない人、メルマガは見ないけどLINEは見る人など、いろんな人がいます。いろんな人がいますが、傾向というものが存在します。

その傾向をきちんとつかめれば、的確な場所で的確な宣伝ができるのです。

また、どういった言葉づかいで、何を宣伝するのか、といった宣伝の内容もターゲットにより変えていく必要があります。

ターゲットが決まると活動の方針が立てやすい

このようにターゲットが決まることによって、ひとつの活動にも確実性や目的がきちんと設定されるため、バンドにとって多くのプラス要素があるのです。

特に活動の方針が立てやすくなることはモチベーションを維持する上でも嬉しいですよね。

お客さんも「このバンドについて行こう」と思いやすくなるため、離れていく可能性が低くなりますし、告知宣伝の効率も上がります。

ターゲットを選定するためにも、バンドのコンセプト作りにしっかりと力を入れましょう。

コンセプト作りをしっかり行い売れるバンドを目指そう

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以上、バンド活動においてコンセプト作りが重要である理由、コンセプトを作るメリットについてお話ししましたが、いかがでしたか?

バンドで生きていきたい、そう考える方はこのコンセプト作りこそが最重要項目だと考えています。

きっと僕が今新しくバンドを組むとしたら、2週間〜1ヶ月くらいコンセプトをじっくり考えると思います。それくらい重要視しています。

大事なことなのでもう一度言いますが、コンセプトが甘いバンドは必ず埋もれ、消えていきます

せっかくバンドをやるのなら、そして売れたいと考えているのなら、しっかりコンセプトを考えて活動することを強くおすすめします!

この記事が、あなたの音楽活動をより充実したものに、そして売れるためのヒントになれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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