こんにちは。管理人のちん兄です。
今回は、バンドマン永遠のテーマに触れていきます。
そう、それは…
「バンドマンは果たしてモテるのか?」
気になる人もさぞ多いことでしょう。
高校2年でギターに目覚めた僕自身の実体験とともに、周りの人たちがどうだったかもふまえて、このテーマを徹底的に考察していきます。
これからバンドをやってみようという方、単純にバンドマンのモテ具合が気になるという方、必見です。
バンドマンはモテる!とは限らない
いきなりですが、まず先に結論から言います。
モテるかどうか、そんなもん人による。
…まあこんな答えじゃ納得できないと思いますので、もう少し具体的に説明しましょう。
音楽をやっている人自体がかっこいい、という年代は誰にでもおそらくあります。
僕のまわりの女子たちの場合、それは中学3年~高校3年くらいの間でした。バンドをやっている人間はチヤホヤされ、恋人が途切れず常にいる奴なんかも多かったです。
ただ、大前提として、そいつらは音楽抜きにしてもそこそこイケてる部類だったと思います。
おそらく、バンドをやっていたからモテたというよりかは、元々モテ要素が何かしらあった上でバンドをやることでよりモテモテになった、が正しいのではないかと。
ここから結論へと至ります。
要するに、モテ具合は結局のところ個人個人の素質次第。バンドで爆発的にモテることはメジャーデビューくらいのレベルでなければ難しいです。
でも、「じゃあ俺モテねえじゃん、バンドやーめた。」
となるのはちょっと待って!
爆発的にモテることはないにしろ、バンドをやることで少なからず人から注目される存在にはなります。
そのため自然と、何もない人よりかは存在感を示せることは確かです。
そもそも何かに対して頑張っている人は魅力的にうつるもの。しかもライブという最高の見せ場でステージに立つ、これだけでも人とは違うものを持つ人間になることができます。
すなわち、「バンドをやらないよりは、やった方がチャンスは増える」ということです。
そのチャンスをものにできるかどうかで、モテるかどうか変わってくるでしょう。
ですので僕からは、
「モテるかどうかは自分次第だけど、何か自分を変えたいならバンドはおすすめ」
って言いたいです。
もちろん、モテたいからバンドやろうっていうのも立派な動機だと思います。僕がそうでしたしね。
胸を張ってバンドをやってみましょう。
モテやすいパートは?
さて、ここからは各パートごとのモテ具合、その傾向をお話しします。
先ほど説明した通り、本当にモテるかは自分次第とはなります。しかし、実際にはモテやすいパートとそうでもないパートが存在すると、僕は考えます。
10年以上いろんなバンドを見てきた僕による分析結果を、ぜひご覧ください。
ボーカル
モテ度:★★★★☆
注目度:★★★★★
特徴:全般的にモテやすい
「ボーカルはバンドの花形」と言われるのも納得のモテ具合。
バンドにおいて一番メッセージ性を持つパートだからこそ、人々からは注目されやすいと言えます。
それに歌が上手い人って、それだけでもモテたりしますしね。
全パートの中で、一番手っ取り早く、そして大勢からモテる可能性が高いのが、ボーカルです。
ただ、音楽をやっていない人からも注目されやすい反面、上手いか下手かというジャッジを素人でも容易にできてしまいます。
あまりにも音痴だったりすると、「あの人、歌全然うまくないのにボーカルやってるよ~」と、逆効果となりかねませんので、歌に自信のない人はよく考えてから始めましょう。
ギター
モテ度:★★★☆☆
注目度:★★★☆☆
特徴:若めの人にモテがち
ギタリストも、注目されやすいパートです。
ソロなどの見せ場も多くなりがちですし、歪んだロックな音はそれ単体でもカッコいいものです。
年代的に見ると、若い人たちがギタリストに惹かれる傾向にあると思います。
逆に言えば、年齢が上がれば上がるほど、ギターに対する「かっこいい…!」というインパクトは薄れがちです。
そのため、大きくモテる可能性があるけれど、一過性であるケースが多いことが特徴と言えるでしょう。
もしくは、若めの人たちからキャーキャー言われたい人にはおすすめのパートかもしれません。
ベース
モテ度:★★★★☆
注目度:★★☆☆☆
特徴:じわじわとモテていく
続いてベース。世間では地味な印象を持たれやすいパートではあるものの、ポテンシャルはかなり大きいことが特徴です。
音楽好きの人や、20代後半くらいの比較的高めの年齢層から支持されることが多い傾向にあるように感じます。
そのため、意外にもコアなファンが多数つくケースが多いのがベースです。
長期的な計画でモテていきたい人、音楽好きを虜にしたい人におすすめしたいパートです。
ドラム
モテ度:★☆☆☆☆
注目度:★★☆☆☆
特徴:モテないけど超重要なパート
ドラマーはバンドの中核と言えるほど大事なパートのわりに、なかなか注目を浴びません。
個人的にはめちゃめちゃカッコいいパートだと思うんですが、世間ではそこまで注目されていないのが現実のようです。
そのためかモテないことが多く、さらには軽音楽部やサークルなどでも深刻な人員不足になりがちのパートです。
モテることだけを意識するならおすすめしづらいパートですが、重要度で言えば弦楽器より全然上なので、そういった大事なポジションにつきたい方はぜひやってみてほしいと重います。
家で例えるなら、ボーカルが屋根と壁、ギターやキーボードが装飾、ベースが大黒柱、そしてドラムは全体の骨組みです。
キーボード・シンセ・鍵盤
モテ度:★★★☆☆
注目度:★★☆☆☆
特徴:モテたらラッキー
続いてキーボード等の鍵盤楽器。
音楽に多彩な印象を与えることが可能な、ジャンルによっては非常に重要なパートですよね。
しかしながら、なぜかライブだと端っこに位置していたりする、なんだか世間からの扱いが腑に落ちないパートです。
モテる・モテないがかなり極端な印象を受けます。始めるなら、モテたらラッキーくらいの感覚でいきましょう。
DJ・マニュピレーター・その他
モテ度:★★★☆☆
注目度:★★★★☆
特徴:マスコット的なモテ方をするのでおいしいことも
続いてDJ系。
音楽知識がない人からすると、ライブ中何をしているのかイマイチわからないということが多いようです。
実際にはかなりおいしい効果音を出してて、目立つことをやってるんですけどね。
そのためか、ライブ中演奏はよくわからないけどずっと何かをしている人、客を煽りに来る人、というイメージを持たれやすく、バンドのマスコット的な感覚で認識されることが多いです。
マスコットなので、意外にも注目度は高いですし、結構モテるという印象が強いです。
各パートの傾向まとめ
各パートごとに傾向を説明しましたが、あくまでも参考程度にしてくださいね。僕の分析結果というだけで、例外はいくらでもあります。
また、各パートとも重要であることを忘れないでください。モテるかどうかを別として考えれば、正直言ってパートによる優劣なんて無いようなもんです。
これからバンドを始める方は、確かにモテるモテないも大事かもしれませんが、せっかくですし長く続けられそうなパート・純粋に興味のあるパートを選んだ方がいいでしょう。
僕の体験談
ここからは、僕自身の実体験をお話しします。
詳しくはプロフィールに記載していますが、やはり僕もモテたくて音楽を始めたクチです。
親や周りにギターを趣味としている人が多かったため、やるならギターっきゃない、という感じでギターを手に取ります。
高校で文化祭に出演するため、バンドを組み、日々練習に励みました。
結論から言うと、文化祭のライブ後には何人かの女子から「連絡先交換をしてほしい」と声をかけられ、まあモテたと言ってもいいかもしれません。
ただ付き合うことはありませんでした。
というのも僕の場合は、モテたくて始めたにも関わらず、いざ始めるとギター・音楽の面白さにハマってしまい、恋愛そっちのけになってしまったんです。
これは人によりけりだと思いますが、それくらい音楽って面白いんです。モテる・モテないだけじゃないんですよね。
その後、大学でもバンドをやり、社会人になってもバンドを続けました。
そのうち音楽活動に理解あるいい人と巡り合うこともでき、恋愛も何度か経験できました。バンドをやっていなければおそらく会うことのなかった人ばかりです。
僕の経験をまとめると、バンドをやっていてモテた瞬間は、確かにありました。バンドをやっていたからこその素敵な出会いもありました。
ただ、マンガのような劇的にモテるようなことはありませんでしたし、本当にモテたいというモチベーションのみでバンドを続けていると、最初こそ良くてもいずれそのモチベーションが折れてしまう可能性は高いと言えます。
モテて満足したら終わりなのか?とか、仮にモテなかったとしても高い機材を買ったわけでそれはどうするの?とか、後々絶対に困ってしまいます。
始める動機としては全然OKですが、続けていく上では音楽自体への情熱は少なからず必要だと思います。
巷でよく言われる「3B」について
みなさん一度くらいは「3B」というワードを聞いたことがないでしょうか?
これは女性視点で、「付き合っちゃいけない男の職業」を指しています。
職業のことを指しているということは、たぶんある程度大人の女性視点だと思われます。学生のうちはそこまでは考えない人の方が多いでしょうから。
3つのBから始まる職業なのですが、みなさんはわかりますか?知っている人も多いかもしれませんね。
3Bとはズバリ、美容師・バーテンダー・バンドマンです。
この3つがなぜ付き合っちゃいけないとされているのか、これは諸説ありますが…
どのBも、チャラそうだとか、ヒモ体質だとか、なかなかに生活のだらしなさを危惧している人が多い様子です。そんなのは人によると思うんですけどね。
で、僕としては、この3Bのことをやたら批評してくる人たちに一個言いたいことがあります。
バンドマンって、職業か?
美容師は仕事。バーテンも仕事。でもバンドマンって、趣味でやっている人、アマチュアだけど本気でプロを目指している人、メジャーデビューもしている有名な人、いろんなケースがあると思うんです。
とある女友達に聞いたところ、「バンドマンでもしっかり仕事をしていてその傍らでやっているぶんには何とも思わない。」
「フリーターで夢追っかけながらやってる人には、申し訳ないけど警戒アンテナが立つ。」
とのことでした。
つまり、3Bに当てはまるバンドマンっていうのは、定職に就かずに夢だけひたすら追いかける、売れないバンドマンのことのようです。
逆に、きちんと仕事をしている人や、すでに売れていて稼げている人であれば、問題にはなりにくいのです。
そのため、まだ売れてはいない人でも、フリーターではなく定職に就いて頑張るぶんには、警戒は弱まりそうです。
ちなみに、「正社員として働きながらバンドも本気でやる」というのは可能です。僕もそうだったので。正社員とバンドの両立については、社会人とバンドの両立は可能?社会人バンドのメリットとデメリットで詳しく書いています。
また、売れてしまえばもうこっちのもんです。売れるための方法やヒントは当ブログであれこれと発信していますので、ぜひいろんな記事を読んでみてくださいね。
やや脱線してしまいましたが、この3Bにも対処法はあるってことです。気楽にいきましょう。
もちろん、3Bとかを気にしない女性もいっぱいいます。あまり神経質になることもないでしょう。やりたいことをやりましょう。
モテるやつこそバンドマンの素質ある説
ここからはちょっと視点が変わります。
僕のブログでは、基本的にバンドを本気で頑張って有名になる・売れる・稼ぐという目標に向けた記事を多く書いています。
簡単に言えば、バンドでメシを食っていく方法などを発信しています。興味ある方は他の記事も読んでみてくださいね。
その「バンドでメシを食っていく」を現実にするには、それを可能とするほどの人気がなければ難しいことはみなさん誰もが分かっていることかと思います。
そりゃそうですよね。無名のバンドよりは人気のあるバンドの方が、ライブ・グッズ・音源といった収益を得やすいことは明らかですから。
で、ここでその「人気」についてフォーカスしてみます。
「モテる」ことと「人気」って、結構近い気がしませんか?
そうなんです。
どういう形にせよ、モテている人ってそれだけ人気を獲得しているわけですよね。いってしまえばファンが多いってことです。
個人規模だとしてもファンが多ければ、それはバンドのファンへとつながります。そしてバンドのファンが多ければ、バンドは人気になります。
裏を返せば、個人個人がモテているバンドは、人気になりやすいんです。
そこで思うことですが、モテるやつがメンバーにいたら、バンドは人気になりやすいと言えるのではないでしょうか?
もしくはメンバー全員がモテるように努力すれば、おのずとバンドのファンは増えていくのではないでしょうか?
実際ジャニーズのファンを見ていても、そのグループが好きという人以上に、「この人が好き」という理由でそのグループのファンをやっている人は多いですよね。
これはバンドでも同じことが言えるんです。
僕自身に置き換えて考えてみても、バンドのファンの中で「僕のファン」という存在は一定数いました。ありがたい話です。
ですので、バンドで人気になりたいなら、人気を獲得しそうなやつ(カリスマとも言える)を入れたり、各メンバーが個人のファンを獲得できるように頑張るのも一つのやり方じゃないかと思います。
ぜひ、頑張ってみてください!
最後に
今回、「バンドマンはモテるのか」という話を軸に、僕の体験談なんかも織り交ぜてあれこれ考察してきましたが、いかがでしたか?
「モテたいから」という理由でバンドを始めることは全然ありだと思っています。ただ、その先に別の何かを見出さないと、長く続けるのは難しいかもしれません。
また、パート選びに関しては、モテそうなものを選ぶのもいいですが、何よりも自分が興味のあるものを選択した方が後々後悔せずに済みます。
3Bなど言われて世間からは風当たりの強い傾向もあるバンドマンですが、しっかりと活動し、場合によっては正社員と二足のわらじというのも視野に入れることで、もしかすると恋愛関係も良好になる可能性がありますのでぜひ検討してみてください。
最後になりますが、本気でバンドで上を目指している場合は、ファンに手を出すのはあまりおすすめしません。
自分と相手が良くても、他のファンやメンバーとのバランスが崩れてしまったり、中には誹謗中傷を受けてしまう方もいます。そういった理由で無残にも志半ばで解散してしまったバンドを見たことがあります。
どうしてもその人に運命を感じてしまった場合は、覚悟が必要です。
脅したいわけではないのですが、人に影響を与えることができる「バンドマン」として、自覚をもって活動していきましょう!
この記事があなたにとって役に立つことができたら幸いです。良いバンド生活をお送りください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。