ライブMCを上達させるには!?MC苦手な人が押さえるべきポイント6つ

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ライブMCに悩む方はとても多いです。皆さん「上手に喋れない」、「笑いを取りたくてもスベってしまう」など、さまざまな悩みを抱えていらっしゃいます。MCが良いだけで、結果的にライブ全体が良いものになるケースも多々あるので、上手になりたいポイントですよね。ここではライブMCが上達するための方法や考え方をご紹介します。

こんにちは。ブログ管理人のちん兄です。

ライブをする上で、多くの方にとって避けては通れない「MC」。

MCの出来によってはライブ全体に対して、さらにはバンドに対しての印象が良くも悪くもガラリと変わるので、できれば上手にしたい部分ですよね。

何より、せっかくライブに足を運んでくれたお客さんのためにも、MC含めて楽しんでもらいたい

そう考えてはいても、なかなかうまくできず悩む方は本当に多いと思います。

「楽器を弾いたりボーカルとして歌うことはまだしも、いざMCとなるとかしこまってしまったり、緊張してうまく喋れない・・・」

「MCでお客さんに感動を与えたり、一緒に盛り上がってもらいたいのにうまくいかない・・・」

僕自身もMCをすることが少なからずあり、毎回何を喋ろうか事前にすごく考えては本番後に「イマイチだったなあ」と悩まされてきました。

この記事にたどり着いたということは、あなたもきっとMCに悩みを抱えているのでしょう。

今回は、そんなライブMCがうまくなるための方法・考え方を6つお話ししていきます。

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ポイント1 ライブにおけるMCの役割

まず初めに考えていただきたいことがあります。

そもそも「ライブにおけるMCの役割」って何でしょうか?

お客さんを感動させること?

笑いを取ること?

喋ることでキャラクター感や個性を感じ取ってもらうこと?

・・・・・・

そういうのも大事なんですが、本質的には違うと思います。

というのも・・・まず!MCという言葉の意味としては司会のことなんです。

テレビ番組にもMCがいますよね。彼らは出演者やオーディエンスとやりとりしながら、番組として良いものになるように話題を進めていったりVTRのフリをしたり時には笑いをとったり、要するに全体の流れを円滑に進めるために場を回していく存在なんです。

そうやって場を回していくために、もしくは回した結果の副産物として、「感動する」「笑いが起こる」「キャラ・個性を感じる」といったことがついてくるんです。

つまりMCは一方的にステージ側から何かを伝えるのではなく、自分たち演者・お客さん・関係者、その場にいる全員が同じ方向に進むためにまとめていくことが目的なんです。

感動させたり、笑わせたり、個性を出すことが役割じゃないんです。役割を間違えている方が多く、得てしてそういった人ほど緊張してしまいがちです。

そのため、MCだから「良いこと言わなきゃ」「面白いこと言わなきゃ」と考える必要はありません。

ちょっと緊張が和らいだのではありませんか?

では、ここからはもう少し具体的なポイントをお話しします。

ポイント2 バンドの世界観を意識する

「大きい意味での役割はわかったけど、じゃあどうすれば良いの?」

ここで最初によく考えるべきなのは、自分たちの世界観です。

自分たちのイメージに合った話題選びが何より大事

例えば泣ける歌詞・曲調が多かったり、前向きに生きていく希望をのせた楽曲が多いバンドだったら、「苦労したけど報われた経験」や「それらをモチーフにした曲の紹介」とかが世界観に合った話題ですよね。

毎回細かく曲紹介に結び付けろ、という話ではありません。ほっこりする話、辛いことを乗り越えた話などをすることで、自分たちの世界観への入り口を開いてあげるんです。抽象的な表現ですが、会場のなるべく多くの人に同じ方向を向いてもらうんです。

その世界観に入り込んだお客さん、同じ方向を向いてもらった人たちに楽曲を届けることで、その曲の魅力をより感じてもらいやすくなります。これがこの例でのMCの役割なんですね。

そして、結果的に副産物として、「感動」が生まれたりする。こういうことです。

この例であれば、別に笑いが必要不可欠ではありませんよね?たまにはあった方が中だるみせずに進みますが、不可欠かと言われるとそうでもないですよね。ですので笑わせるための話題づくりに悩む意味はほぼ無いです。(笑いばかり研究するのは芸人さんやコミックバンドに任せましょう)

もう一例、激しめのロックで暴れたり、お客さんの日々のストレスや鬱憤を晴らすというコンセプトのバンドの場合は、

「生きてるとみんな嫌なことがあるけど、そういうのは全部ここに置いてけ!」みたいな力強いMCが世界観とマッチしていますよね。力強さを意識するだけで、お客さんはバンドの世界観に入り込み、同じ方向に向いてくれやすくなります。結果的に体を動かしたり、無我夢中でそのライブを楽しんでもらえるわけです。

ポイント3 喋り方・立ち振る舞いを工夫しよう

MC、どんな喋り方をしていますか?

この喋り方ひとつで、あなたの印象はだいぶ変わります。さらに言えば、立ち振る舞いひとつでもガラリと印象が変わることがあります。

せっかく世界観に引き込むためのMCも、喋り方や立ち振る舞いがお客さんにとって悪い印象になってしまうと、全く効果がありません。

人によって気にする部分はそれぞれですので、正解パターンというのはありませんが、最低限意識するべきことがいくつかあります。

見下さない

お客さんはお金を払って、時間を作って、あなたのライブを見ています。

もしあなたがお金を払って、時間を作って、訪れたお店の店員さんから見下されたらどう思いますか?気分が悪いですよね。

見下すような発言、態度は絶対に控えましょう。また、直接ライブやお客さんに関係がなくても何かの悪口はご法度です。お客さんにもいろいろな人がいますし、言うべき理由がなければ厳禁です。

ハッキリ喋る、堂々と喋る

MCに対して恥ずかしい感情がどうしてもつきまとってしまう、そんな方もいらっしゃると思います。

それ自体はとやかく言えませんが、どんなに恥ずかしくてもきちんとハッキリ喋るよう心がけましょう。どんなMCも、聞き取れなければ意味がありません。

偉そうにする必要はありませんが、堂々と自信を持った立ち振る舞いでハッキリ喋ることで、お客さんはあなたの声に耳を傾けます

動きをつける

喋っている間、ほとんどのお客さんはあなたを見ています。

緊張させたくてこんな話をするのではありません。

お客さんは基本的に何かしながらあなたのライブを見ているわけではありませんよね?あなたのライブだけを見てくれている人がほとんど。ですから演奏中もMC中もステージを見るのは当たり前で、特に話している人に視線が集まるのは自然のことです。

何が言いたいかと言うと、演奏中のパフォーマンスと同じでMC中にも何かパフォーマンスがあって普通なんです。

例えば、喋りながら身振り手振りの動きがあるだけで、見ている側としては聞き入るものです。

また、ムードに合わせて楽器から音を出すのもパフォーマンスとして効果的。

逆に、MC中に話していないメンバーがフラフラ動いてたりすると、悪い意味で目につきます(笑)

あらかじめ決めておくのでも良いので、何か動きをつけてみましょう。

ポイント4 一人の責任にしない(バンド形式など)

これは気持ち的な部分になりますが、一人にMCをやらせてライブ後にメンバーみんながダメ出しするのはやめましょう

たぶんそれ繰り返すとその人が精神的にやられてしまいます。

MCは一人のものではなく、みんなのものですよ。他のメンバーもフォローしてあげたり、楽器で音鳴らしたり、何かしらやれることがあります。「あちゃー」となる前に、助け舟が出せるなら出しましょう。

助け合ってこそのバンドメンバーです!

反省点があっても強く言わず、次どうしたらもっと良くなるか、協力して考えていきましょう。

ポイント5 練習する

いろいろと考えてばかりいても、本番にそれができないと意味がありません。

そして、考えがまとまっただけでMCが上手くなるなら誰も苦労しません・・・。

ですので、普段から練習をすることをおすすめします。

練習方法としては、

・ある程度話す内容が決まったら、ボイスレコーダーなどで録音して客観的に聞いてみる。何度もやってスムーズに喋れたら、その録音をメンバーにも聞かせる。

・スタジオのゲネプロ、リハーサルで演奏だけでなく身振り手振り含めたMCのリハもやる。

・バンドメンバー以外の人間に見て(聞いて)もらう。

最初のうちはこういった練習方法がいいと思います。

ある程度台本を用意して、まずはその通りできるように。慣れてきたら、アドリブを入れる。最終的には台本いらずになるのが理想ですね。

あまり台本に頼りきりだと、どこか機械的になってしまうので。目指すは台本なしでぶっつけ本番でやれちゃう人です。

ポイント6 言わないように肝に銘じるべきNGワード

最後のポイントとして、言ったらダメなキーワードをお客さん目線で解説していきます。

いろいろありますが、言ってしまう人の本当に多いこと。お客さんからすると「なんでそれ言ったーー!?」となること必至ですので、絶対にやめましょう(笑)

「練習不足なんで」「新曲なんで完成度低いんですけど」「やる気あんま無いっす

→客「そんなのに金払わせたわけ?ふざけんな!」「ステージ降りろ」

「今日体調悪いんですけど。。。」

→客「いや休めよ」「大丈夫かしら」「その前置き必要?」

・「名前だけでも覚えて帰ってください」

→客「その肝心のバンド名なんていうんだっけ?まあいっか」「明日には忘れます」「スペルわかんない」

最後に

MCというものは一朝一夕で突然上達することは難しいです。練習、実践の中で自分なりのやり方を見出していくしかありません。

でも、上達すればライブが本当に素敵なものになります。

ぜひ今回お話しした6つのポイントを参考に、少しずつ、上達していきましょう!

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